peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「岩手県立花きセンター」のグロッバ・ウィニティー 2016年8月28日(日)

2016年09月05日 | 植物図鑑

2016年8月28日(日)、久しぶりに岩手県立花きセンター(岩手県胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。「花の館」温室入口前の木の下に車を駐めて、「管理棟」まで歩いて「展示室」の展示植物から見学しました。その後、「研修温室内」を見学して、最後に「花の館温室」を見学しました。「花の館温室」の「亜熱帯温室」植栽されているグロッバ・ウィニティー赤紫色の苞黄色い花を咲かせていました。

グロッバ・ウィニティー ショウガ科 グロッバ属 Globba winitii

グロッバ属:東南アジア、マレー諸島に約100種がある多年草。ショウガ科だが特有の芳香はない。花は長く伸びた花冠、平開する裂片や唇弁をもつ。雄しべが湾曲して奇妙な形になり、苞葉が色づく種もあり、園芸的に利用される。

グロッバ(タイノマイヒメ)Globba winitii:タイ、インド、マレーシア、中国南部(東南アジア熱帯雨林気候区)原産の多年草。高さ90㎝。葉は長さ25㎝ぐらい。苞は紫赤色。花は黄色で、下垂して穂状につく。高温多湿を好む。最低温度は15℃前後がよい。苞が白いものもある。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]


「岩手県立花きセンター」のミヤコジマソウ(宮古島草) 2016年8月28日(日)

2016年09月05日 | 植物図鑑

2016年8月28日(日)、久しぶりに岩手県立花きセンター(岩手県胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。「花の館」温室入口前の木の下に車を駐めて、「管理棟」まで歩いて「展示室」の展示植物から見学しました。その後、「研修温室内」を見学して、最後に「花の館温室」を見学しました。「花の館温室」の「亜熱帯温室」植栽されているシミヤコジマソウ(宮古島草)白い花を咲かせていました。

ミヤコジマソウ(宮古島草)キツネノマゴ科 ヒロハサギゴケ属 Hemigraphis reptans 

日本では、宮古島の東平安名岬にのみ分布し、海岸の崖下の砂地や石灰岩上に生える多年草。海外では、台湾、インドネシア、ニューギニア、プリネシアなどに分布する。宮古島は分布域の北限であり、植物地理学上で貴重な存在である。昭和時代の初期に発見され、名づけられた。しかし、自生地では既に数個体しか残されていない。環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類に指定している。環境省は表記の名を採用しているが、標準和名広葉鷺苔(ヒロハサギゴケ)とする見解もある。

草丈は20~30㎝くらい。茎は地を這って広がり、節から根を出す。葉は長さ1~2㎝の卵円形で、対生する。葉の両面には柔らかい毛が生える。葉の縁には波状の鋸歯がある。開花時期6~8月。茎先や葉の脇に穂状花序を出し、淡い紫色を帯びた白い小さな花を2輪から5輪咲かせる。花は長さが15㎜ぐらい。花冠は筒状で、先が漏斗状に広がり唇形に裂ける。上の唇は2つに、下の唇は3つに深く裂ける。雄しべは4本で、そのうちの2本が長い。花の後にできるさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名Hemigraphisはギリシャ語の「hemi(半分)+graphis(鉛筆)」からきている。種小名reptansは「匍匐性の」という意味である。[下記Webサイトより]

 http://shokubutsu-zukan.net/blogs/kyohana/2010/08/post-1126.html [宮古島草(ミヤコジマソウ):花図鑑]