2017年9月3日(日)、一関市博物館主催の「館長講座」が開かれたので、一関市博物館に行ってきました。
朝から天気が良かったので、9時前に出かけて厳美町の真湯温泉まで足を伸ばして、周辺を散策してきまし
た。余り収穫は無かったものの、真湯温泉付近の国道342号線沿いの林の林床に群生し、赤く色づき初めて
いたカラタチバナ(唐橘)を見つけることができました。
カラタチバナ(唐橘)ヤブコウジ科 ヤブコウジ属 Ardisia crispa
暖地の林内に自生する常緑小低木だが、庭にもよく植えられる。茎は直立して高さ20~80㎝になる。
枝分かれしない。葉は互生し、披針形で長さ8~18㎝。濃緑色で質は厚い。7月頃、葉や鱗片葉の腋か
ら長さ3~6㎝の花序を出し、直径7~8㎜の花を散房状に開く。雄しべは5個。雌しべは1個。花冠は
白色で5深裂する。果実は直径6~7㎜の球形で赤く熟し、翌年まで落ちない。果実の白い「シロミタチ
バナ(白実橘)もある。用途:庭木、鉢植え、花材。分布:本州(千葉県、富山県以西)、四国、九州、
沖縄、中国、台湾。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&主婦の友社発行「身近な樹木」
より]