peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市厳美町真湯「猿跳古道」のキツリフネ(黄釣舟) 2017年9月3日(日)

2017年09月04日 | 植物図鑑

2017年9月3日(日)、一関市博物館主催の「館長講座」が開かれたので、一関市博物館に行ってきました。

朝から天気が良かったので、9時前に出かけて厳美町真湯温泉まで足を伸ばして、周辺を散策してきまし

た。余り収穫は無かったものの、昔バスが走っていた「猿跳古道」を散策したら、猿跳橋の近くで、道端に群

生しているキツリフネ(黄釣舟)が沢山を咲かせていました。 

 

キツリフネ(黄釣舟)ツリフネソウ科 ツリフネソウ属 Impatiens noli-taangere

山地の湿った林下や水辺などに生える一年草で、ホウセンカと同じ仲間。花期6~8月。花黄色で内

側に赤褐色の斑点があり、長さ3~4㎝。距の先は下に曲がり、ツリフネソウのように巻き込むことはな

い。咲きはじめの頃はよく閉鎖花をつける。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑

2・夏の花」より] 

(上)猿跳橋(ここから先は、道が崩落していたり、草が茂っていて歩行も困難です。)

 

(下4つ)道の真ん中にツリフネソウ(釣舟草)が、一本だけありました。

ツリフネソウ(釣舟草)ツリフネソウ科 ツリフネソウ属 Impatiens textori

細い柄の先にぶら下がって咲く花を花器の釣舟にたとえたもの。花を帆掛け舟に見

立てたという説もある。水辺などの湿った所に生える一年草。高さ50~80㎝。

茎は赤みを帯びるものが多く、節が膨らむ。は互生し、長さ5~15㎝の広披針形

で、縁には小突起のある鋸歯がある。花期7~9月。花紅紫色で長さ3~4㎝。

花が白色のものもある。ツリフネソウの仲間の花は、いずれも花弁が3個ある。萼片

も3個あるが、花弁と同じ色なので、花弁のように見える。萼片のうちの1個は大き

く袋状になり、先端は細長い距になっている。ツリフネソウの仲間の見分けのポイン

はこので、ツリフネソウは距が渦巻き状に巻き込んでいる。果実細い紡錘形

で、熟すと果皮が裂けて種子が飛散する。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行

「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市厳美町真湯のマタタビ(木天蓼) 2017年9月3日(日)

2017年09月04日 | 植物図鑑

2017年9月3日(日)、一関市博物館主催の「館長講座」が開かれたので、一関市博物館に行ってきました。

朝から天気が良かったので、9時前に出かけて厳美町真湯温泉まで足を伸ばして、周辺を散策してきまし

た。余り収穫は無かったものの、真湯大橋に近い国道342号線から分岐している「猿跳古道」入口から車が

通れる山道を進んで行ったところに果実を沢山付けたマタタビ(木天蓼)がありました。 

 

 マタタビ(木天蓼)マタタビ科 マタタビ属 Actinidia polygama

虫こぶのできた果実を乾燥したものを木天蓼(もくてんりょう)と呼び、鎮痛や

強壮などの薬用にする。普通の果実果実酒や塩漬けに利用される。花の頃、枝

先の葉が白くなるのが特徴で、遠くからでもよく目立つ。山地に生える落葉つる

性木本。つるはほかの木や岩などに絡みついて長く伸びる。は互生し、長さ

約10㎝の広卵形で先は尖る。6~7月、芳香のある直径約2㎝の白い花を開く。

雄花をつける株と、雌花と両性花をつける株がある。果実長さ2~3㎝で、先端

は嘴のように尖り、黄緑色に熟す。(猫をはじめ、ネコ科の動物の大好物)。

分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市厳美町真湯のススキ(薄・芒) 2017年9月3日(日)

2017年09月04日 | 植物図鑑

ススキ 花の時期の穂は褐色。実の時期の白い穂は日本の秋を代表する風景のひとつ。

(上)国道342号線。この手前から右側に分岐している道を進んで行くと「猿跳古道」に出る。昔

(昭和まで)は乗合バスが走っていた。(現在は、道路が荒れていて車は通れない。)

2017年9月3日(日)、一関市博物館主催の「館長講座」が開かれたので、一関市博物館に行ってきました。

朝から天気が良かったので、9時前に出かけて厳美町真湯温泉まで足を伸ばして、周辺を散策してきまし

た。余り収穫は無かったものの、真湯大橋に近い国道342号線から分岐している「猿跳古道」入口付近に群生しているススキ(薄・芒)が沢山を咲かせていました。 

 ススキ(薄・芒)イネ科 ススキ属 Miscanthus sinensia

秋の七草の一つとして、「オバナ(尾花)」の名で親しまれている。山野にごく普通に生える多年草。高さ

は1~2m。茎は多数束になって出て、大きな株をつくる。は幅1~2㎝でかたく、縁はざらざらしていて、

手などを切りやすい。中央の脈は太い。花期8~10月。穂は長さ15~30㎝。小穂には途中で折れ曲がった

がある。変異が多く、葉の細いもの、穂が紫色を帯びるものなどがある。また、葉には淡黄色の横縞のある

タカノハススキや、白い斑入りシマススキなどの園芸種もある。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]