peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県金ケ崎町のミヤギノハギ(宮城野萩) 2017年9月17日(日)

2017年09月21日 | 映画鑑賞

ミヤギノハギ(宮城野萩):最も広く植えられているハギ(萩)。枝はよく枝垂れる。

2017年9月17日(日)、岩手県金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区にある民家の庭に

植栽されているミヤギノハギ(宮城野萩)が、紅紫色の蝶形花を沢山咲かせていました。

ミヤギノハギ(宮城野萩)マメ科 ハギ属 Lespedeza thunbergii

山野に生える落葉低木。ハギ(萩)の仲間の中では最もよく植えられている。よく枝分かれして、高さ

1~2mになる。枝はしなやかで、花の時期には先端が地面につくほど枝垂れる。は3出複葉で互生す

る。小葉は長さ3~5㎝の長楕円形または楕円形で、先は尖る。7~9月、紅紫色の蝶形花がやや長い穂

になってつく。長さ1.5~2㎝で、萼片は鋭く尖る。分布:本州(東北・北陸・中国地方)[山と渓

谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より] 


岩手県紫波町「走湯神社」のシラハギ(白萩)&ハギ(萩) 2017年9月15日(金)

2017年09月21日 | バスツアー

2017年9月15日(金)、「紫波・赤沢の義経伝承地を訪ねるバスツアー」(その7)

ブドウ狩り&昼食を済ませた後、最初の見学地は「走湯神社」(予定:14:20着、14:35発、説明と

見学)。走湯神社高水寺が隣接していましたが、明治の「廃仏毀釈」令で、別々にされましたが、元

は一つの神仏混合の寺院だったそうです。

走湯神社(そうとうじんじゃ):走湯神社は紫波町二日町御堂前城山公園の北側に位置している。

総本宮が伊豆山神社。全国に末社が153社余りあるという。『吾妻鏡』には、文治5年(1189)9月10

日まで陣ケ岡に陣を張っていた頼朝が、11日朝に高水寺に詣でた後、20㎞北にある厨川柵に夕刻着陣し

たと記されている。頼朝は、高水寺に詣でた際、この寺の鎮守としてあった神社に、自らのゆかりの深い

伊豆の走湯大権現を勧請し、鏑矢(かぶらや)二本を神社のそばにあった大槻木(おおつきのき、ケヤキ

の古語)に射立てて奉納し、奥州合戦の戦勝報告をしたのが神社の由来である。

 伊豆の走湯権現は、頼朝が伊豆に流されて不遇の暮らしを強いられた際、北条政子と出逢い、逢引きを

重ねた神社である。この神社にあえて走湯権現を勧請したというからには、何かしらの縁(えにし)を感

じたものと思われる。尚、頼朝が鏑矢を放った槻木は、元禄年間(1688~1704)の頃に焼失している。

現在の木はその後に植えられた木で、元禄からであるから樹齢313年以上ということになる。中は空洞で、

小さな子供なら遊べるほどの広さがある。

 もともと高水寺坂上田村麻呂が勧請した神社であるが、現在は他に移されていて、この地にはない。

移された場所も特定されていない。

 走湯神社境内の南側には高水寺由来寺宝、木造十一面観音立像などが安置された収蔵庫が建てられて

いる。また、北側には清衡が勧請した大祖神(道祖神のこと、悪霊の厄災を防ぎ、道路を通行する人々の

安全を守る神)と、出羽三山の板碑などが建てられている。仏像があることでも分かる通り、この神社は

神仏習合である。走湯神社も、かつては寺の住職であった修験僧も還俗して神主になり、本尊として安置

していた観音像も蟠龍寺に移されてしまったのである。白山神社の薬師堂もこの憂き目に遭っていて、安

置されていた全ての仏像の撤去を命じられている。とんでもない悪法だった訳だが、義経に関係する由緒

書や古記録、刀剣類や什器なども処分されたに違いない。

 尚、走湯神社系の神社は、岩手県には6社ある。紫波町(走湯神社)、岩泉町(伊豆神社)、江刺区岩

谷堂(走湯権現)、遠野市上郷町(伊豆神社)、遠野市小友町(伊豆権現)、平泉町(鏡山伊豆権現)の

6社である。[講師の山崎純醒氏作成「2017.9.15紫波・赤沢義経伝承地を訪ねるバスツアー」(史跡解

説)より]

(下)高水寺の入り口にも鳥居があり、そこから入場した所にも赤い鳥居がありました。 

 

 

 

 


岩手県紫波町「紫波フルーツパーク」のゴーヤ/ニガウリ(苦瓜) 2017年9月15日(金)

2017年09月21日 | バスツアー

(下)果皮が濃緑色をした中長タイプの最も普通に見られるゴーヤ/苦瓜(ミガウリ)和名ツルレイシ。 

2017年9月15日(金)「紫波・赤沢の義経伝承地を訪ねるバスツアー」(その6)

ブドウ狩りの後は、近くの「農楽交流館」に移動して、ジンギスカン焼肉とおにぎりの昼食です。「紫

波フルーツパーク」醸造の赤や白などのワインがサービスされたので、何杯も飲んでいる人がいました。

昼食の後は、紫波フルーツパークのワイナリーの見学です。この入口にある売店(販売所)でも「自園

自醸ワイン」の試飲ができましたので、ここでも何杯も試飲している人がいました。

次はワイン工場の見学です。

紫波フルーツパークには、緑陰植物としての鉢植えのゴーヤ/苦瓜(ニガウリ)が、花と実を付けていま

した。

 ゴーヤ/苦瓜(ニガウリ)ウリ科 ニガウリ属 Momordica charantia

和名ツルレイシ。熱帯アジア原産の一年草。東南アジアでは重要な野菜で、日本では沖縄や九州で

栽培されてきた。開花期:6~9月。高さ:つるが長く伸びる。植え付け適期:5月上・中旬に苗を定植。

日照:日なた。土壌:適湿で、肥沃な土。果皮が白く、いぼが丸みを帯びているシロニガウリ(白苦瓜)

は苦味が少ない。濃緑色のものも、白色のものも、熟すとオレンジ色になる。ビタミンCミネラルの

含有量が極めて高いので、健康野菜として人気が高まり、最近は全国的に出回る。「ゴーヤ」という

縄での呼び名も、よく知られるようになった。独特の苦味があるが、豆腐や豚肉との相性がよく、炒め

物に向く。利用部位:果実。出回り時期:夏。食べ方:炒め物、酢の物、ジュース、ゼリーなど。[山と

渓谷社発行「ヤマケイポケットガイド㉑野菜・果物」より]