peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市厳美町真湯のヒヨドリバナ(鵯花) 2017年9月3日(日)

2017年09月05日 | 植物図鑑

2017年9月3日(日)、一関市博物館主催の「館長講座」が開かれたので、一関市博物館に行ってきました。

朝から天気が良かったので、9時前に出かけて厳美町真湯温泉まで足を伸ばして、周辺を散策してきまし

た。余り収穫は無かったものの、真湯温泉付近の国道342号線、磐井川に架かる真湯大橋(川下側)近くの

道路沿いに生えているヒヨドリバナ(鵯花)白い花を沢山咲かせていました。 

(上)磐井川に架かる真湯大橋(祭畤側から真湯温泉側を見たところ。)国道342号線

(上)真湯大橋から磐井川上流を見たところ。

ヒヨドリバナ(鵯花)キク科 フジバカマ属 Eupatorium chinense

ヒヨドリ(鵯)の鳴く頃花が咲くので、この名がついたといわれる。山地のやや乾いた所に生える多年草。

高さは1~2m。茎には短毛があり、触るとざらざらする。は短い柄があって対生し、長さ10~18㎝の

卵状長楕円形で、先は短く鋭く尖り、縁には比較的形の揃った鋸歯がある。花期8~10月。茎の上部で

枝分かれして、枝先に散房状に頭花をつける。頭花は普通白色だが、淡く紫色を帯びるものもある。この

仲間の頭花はいずれも5個の筒状花でできている。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット

図鑑2・夏の花」より]


一関市厳美町「真湯大橋」のミズナラ(水楢) 2017年9月3日(日)

2017年09月05日 | 植物図鑑

(上)磐井川に架かる真湯大橋(真湯温泉側から見たところ)国道342号線

(上)磐井川と砂防ダム(川下を見たところ)

(上)磐井川に架かる真湯大橋(祭畤側から真湯温泉側を見たところ)

(上)磐井川に架かる真湯大橋(真湯温泉側から祭畤側を見たところ)

2017年9月3日(日)、一関市博物館主催の「館長講座」が開かれたので、一関市博物館に行ってきました。

朝から天気が良かったので、9時前に出かけて厳美町真湯温泉まで足を伸ばして、周辺を散策してきまし

た。余り収穫は無かったものの、真湯温泉付近の国道342号線、磐井川に架かる真湯大橋(川下側)の上か

堅果を沢山付けたミズナラ(水楢)を見ることができました。 

ミズナラ(水楢)ブナ科 コナラ属 Quercus mongolica var.grosseserrata

山地に生える落葉高木で、ブナとともに温帯を代表する樹木で、大きいものは高さ35mぐらいになる。

樹皮は黒褐色を帯び、縦に不規則な裂け目がある。は互生し、葉柄はごく短い。洋身長さ5~20㎝

倒卵状長楕円形で、基部はくさび形~耳状。5月頃、本年枝の下部から長さ4~5㎝の雄花序を垂らし、

上部の葉腋に雌花序をつける。雌花序には1~3個の雌花がつく。ドングリ(堅果)1.5~2.5㎝の卵

状楕円形殻斗は椀形で、外側は小さな総苞片に瓦状に覆われる。ミズナラの実はリス(栗鼠)やクマ

(熊)の好物。

本州と九州の高山や深山に自生するミヤマナラ(深山楢)var.undulatifoliaは低木で、葉も堅果も小形。

用途:建築・家具・器具材、洋酒樽、キノコの原木。分布:北海道、本州、四国、九州、アジア東北部。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]