peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

金ケ崎町「武家屋敷」のウメモドキ(梅擬) 2017年11月18日(土)

2017年11月29日 | 植物図鑑

2017年11月18日(土)、胆沢郡金ケ崎町の「城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区」を散策しま

した。「白糸まちなみ交流館」から諏訪小路の「金ケ崎神社」の方に歩いて行く途中にある「武家屋敷」

の庭に植栽されているウメモドキ(梅擬)の木が、真っ赤に熟した果実をびっしりと付けていました。

この庭には「サザンカ(山茶花)」も沢山花を咲かせていました。 

 ウメモドキ(梅擬) モチノキ科 モチノキ属 Ilex serrata

山地のやや湿った所に生える落葉低木。よく分枝して高さは2~4mになる。赤い実がいっぱいについて

美しいので、庭木としてもよく植えられている。また、盆栽にも使われる。若枝には毛がある。は互

生し、長さ4~8㎝の楕円形~卵状披針形。先は鋭く尖り、基部はくさび形。縁には細かい鋸歯があり、

両面とも光沢はない。表面にはわずかに毛がある。裏面は短い軟毛があり、特に脈上にはやや長い毛が

密生する。6月頃、葉のつけ根に直径3~3.5㎜の淡紫色の花をつける。雌雄別株。雄花は7~15個が集

まってつき、雌花は1~7個ずつつく。花弁は卵形で5個ある。萼片は4~5個で縁に毛がある。雄花には

雄しべが4~5個と退化した雌しべがある。雌花では緑色の子房が目立ち、まわりに退化して小さくなっ

た雄しべが4から5個ある。果実は直径5㎜ほどの球形で、秋に赤く熟し、葉が落ちた後もしばらく残る

のでよく目立つ。小鳥が好んでこの実を食べるという。

 花や果実が白~淡黄色のものシロウメモドキ(白梅擬)/シロミノウメモドキ(白実梅擬)I.leuco

-carpa、果実が黄色の品種をキミノウメモドキ(黄実の梅擬)f.xanthocarpaという。用途:庭木、

公園樹、盆栽、花材。分布:本州、四国、九州、中国。

ウメモドキ(梅擬)の花 下記のWebサイトに奥州市「」のウメモドキ(梅擬)の花があります。http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%A6%A5%E1%A5%E2%A5%C9%A5%AD/

 http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/599a4118573bee68d8c9886267339808 [peaの植物図鑑:

ウメモドキ(梅擬)2009年10月23日(金)] 


金ケ崎町伊東家侍住宅のシロミノコムラサキ(白実の小紫) 2017年11月18日(土)

2017年11月29日 | 植物図鑑

2017年11月18日(土)、胆沢郡金ケ崎町「金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区」

ある伊東家侍住宅の「和洋食道Ecru(エクリュ)」に行きました。昼食を摂るために行ったのですが、庭

に植栽されているコムラサキ(小紫)紫色の果実をびっしりとつけていました。また、近くには「シ

ロミノコムラサキ」(白実の小紫)白色の果実をびっしりとつけていました。 

シロミノコムラサキ(白実の小紫)クマツヅラ科 ムラサキシキブ属 Callicarpa dichotoma 

var.albi-fructus

北海道から沖縄にかけて分布し、山地の湿地に稀に生える落葉低木である。「コムラサキ(小紫)」の

実が白い変種である。海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。別名白玉小式部(シラタマ

コシキブ)という。樹高1~2mくらいである。は細くて枝垂れる。は楕円形で、対生する。葉の

縁には細かな鋸歯がある。開花時期6~7月、葉の腋に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次

々と側枝を出して花が付く)を出し、白い小さな花を沢山つける。結実期9~10月くらいである。

径3㎜くらいの球形の真っ白な核果(水分を多く含み中に種が1つある)を鈴なりにつける。

属名dichotoma「二股になった」という意味。変種のabi-fructus「白い果実の」という意味。 

http://kyonohana.sakura.ne.jp/blogs/kyohana/2011/06/post-2081.html [白実の小紫(シロミ

ノコムラサキ):花図鑑]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/35a8fc10a556713cf3be08705187e680 [peaの将物図鑑:シロ

ミノコムラサキ(白実の小紫)/シロシキブ(白式部)2008年10月1日]