2017年10月25日(水)、宮城県大崎市松山の千石城址(御本丸公園・コスモス園)に行ってきました。
途中工事中の所があって車では行けませんでしたので、徒歩で上り下りしました。頂上部の広場は人車
の軌道(線路)が敷かれており、コスモス園になっていましたが、花は終わりになっていました。
そこから「本丸跡」と思われる高台に登りましたが、見晴台が建っており、「コスモス園」(三の丸跡)
の全景を見渡すことができました。また、裏側に植栽されているガマズミが、真っ赤に熟した果実を沢山
つけていました。
(下3つ)千石城址・三の丸跡(御本丸公園・コスモス園):千石城は、遠藤氏の居城で「松山城」と
も言われた。本丸、二の丸、三の丸と続く雄大な連郭式の山城であった。慶長8年(1603)に近世三代
・松山初代茂庭良元が入り、明暦3年(1657)上野舘に移るまで茂庭氏の居城でした。
昭和43年(1968)「明治100年記念事業」として、千石城址三の丸を運動公園として整備し、現在の
コスモス園となりました。毎年9月上旬には「コスモス祭」が行われます。[大崎市松山まちづくり協議会
(大崎市松山千石字広田30)産業交流会発行のリーフレットより]
ガマズミ スイカズラ科 ガマズミ属 Viburnum dilatatum
別名:ヨソゾメ、ヨツズミ。各地の山野に普通に生える落葉低木で、高さは2~4mになる。幹は叢生す
る。若枝は灰緑色で長い星状毛と腺点がある。古い枝は灰黒色で皮目が散生する。髄は白色で中心は褐色。
葉は対生し、長さ6~15㎝の広卵形~円形で先端は鈍頭または鋭頭。基部は広いくさび形またはやや心形
で、縁に粗い鋸歯がある。表面は脈に毛があり、裏面は腺点が密生し、星状毛や短毛がある。5~6月、本
年枝の先端から散房花序を出して、直径約5㎜の小さな白い花を多数開く。花序の枝には星状毛が密生す
る。花冠は直径約5㎜で、筒部がごく短く、先は5裂して広がっている。雄しべは5個。花糸は長さ3.5㎜
で、花冠から離生する。花柱は1個で長さ0.6㎜。柱頭は3裂する。萼は小形で5裂し、毛がある。果実は
核果で長さ6~6.5㎜のやや扁平な卵状楕円形。9~10月に赤く熟し、霜が降りる頃になると、白い粉をふ
いて甘くなり、食べられる。核は長さ約5㎜の楕円形。
果実が黄色に熟す品種をキミノガマズミ f.xanthocarpumという。用途:器具材、鎌の柄、杖、輪かんじ
き、果実酒、染料。分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・
日本の樹木」より]