peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター&サンシュユ(山茱萸)の実 2017年11月26日(日)

2017年11月27日 | 植物図鑑

2017年11月26日(日)、登米市歴史博物館(宮城県登米市迫町佐沼字内町63-20)主催の「史跡巡り

~葛西大崎一揆の激戦地・佐沼を歩く~」(10:00~11:30、参加費:無料)という行事があったので、

妻と一緒に参加しました。巡った史跡は既に見た所でしたが、天気にも恵まれてそれなりに有意義でし

た。

 帰りにマイカーで、「宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター」に立ち寄りました。渡り鳥の群れ

は、伊豆沼の中ほどに沢山いましたが、岸辺には全く姿を見せませんでした。1階の伊豆沼側に植栽され

ているサンシュユ(山茱萸)が、真っ赤に熟した果実をびっしりとつけていました。

 http://izunuma.org/ [宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(ホームページ)] 

宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(鳥館):伊豆沼の北岸に位置する宮城県伊豆沼・内沼

サンクチュアリセンターは、ハクチョウが羽を広げた形を図案化したデザインで、沼に飛来する野鳥の

標本などを展示しています。このセンターには、宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団があり、財団では、

沼の水質浄化や浅底化防止、生物多様性の復元などの保全活動や研究などをすすめています。中でも、

マコモの植栽、ヨシの刈り取り、オオクチバスの駆除には力を入れています。また、自然観察会も行わ

れ、水生生物観察ガンの飛び立ち観察会、冬のバードウオッチングなど季節に応じたさまざまなイベ

ントを行っています。住所:宮城県栗原市若柳字上畑岡敷味17番地の2 入館料:無料、休館日:月曜

日(祝日の場合はその翌日)開館時間:9:00~16:30

(下)2階の野鳥展望台

(上)奥に休憩所がある。

 

サンシュユ(山茱萸)ミズキ科 ミズキ属  Cornus officinalis

朝鮮、中国原産で高さ10mほどにもなる落葉小高木。日本には江戸時代中期に薬用植物として入ってきた

というが、現在は花や実を鑑賞するために庭園樹や公園樹(花木)として植えられていることが多い。

 樹皮は灰褐色で鱗片状にはがれる。は有柄で対生し、長さ4~10cmの卵形または楕円形で、裏面の主

脈の基部には褐色の毛が多い。花期3月。葉が出る前に4弁の黄色の小花を散形花序につける。花径は4

~5mm。早春に黄色の花を開くので「ハルコガネバナ(春黄金花)」とも呼ばれる。

 果実は長さ1.5cmほどの楕円形(核果)で10月頃赤く熟す。果肉を乾燥して薬用酒漢方薬などにする。

分布:朝鮮、中国

 画像は、赤く熟した果実をつけたサンシュユ(山茱萸)。古くに中国や朝鮮から果実を薬用とするために

伝えられたという。 

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/90c988466dd44da069f1bed93b3ca9c4 [peaの植物図鑑:

サンシュユ(山茱萸)の赤い実 2006年10月28日(土)] 


宮城県登米市迫町新田地内のマガン(真雁) 2017年11月26日(日)

2017年11月27日 | 町のイベント

2017年11月26日(日)、登米市歴史博物館(宮城県登米市迫町佐沼字内町63-20)主催の「史跡巡り

~葛西大崎一揆の激戦地・佐沼を歩く~」(10:00~11:30、参加費:無料)という行事があったので、

妻と一緒に参加しました。巡った史跡は既に見た所でしたが、天気にも恵まれてそれなりに有意義でし

た。

 帰りにマイカーで、「宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター」に立ち寄るために、国道398号

を通って向かったのですが、JR東北本線の踏切を越えて300mほどの所にある工事中の田圃で餌を啄

む沢山のオオハクチョウ(大白鳥)マガン(真雁)の群れに出会うことができました。はじめはマガン

の大群がいたことに気づきませんでしたが、次々に降下する鳥の大部分がマガンでした。

(上)「宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター」(宮城県栗原市若柳字上畑岡敷味17番地の2)

に行くのに便利な道は「終日通行止」(平成30年1月31日まで)でした。

(上)雁行:文部省唱歌「雁(かり)」の歌詞 ”カリ(雁)が渡る、鳴いて渡る、鳴くは嘆きか喜びか

月の彩(さや)かな秋の夜に 棹(さお)になり、鍵になり、渡るカリ(雁)面白や”を思い出します。

 https://www.youtube.com/watch?v=t18ET4mPeQg [YouTube:文部省唱歌「雁(かり)

 

 マガン(真雁)ガンカモ科 Anser albifrons  White-froned Goose

全長72㎝。体灰褐色で、背には淡色の横斑があり、腹には不規則な黒い横縞がある。飛翔時は、これ

がベルトのように見える。下尾筒上尾筒白く、尾黒褐色で先端が白い。嘴桃橙色で先は白く、基

部の周囲も白い。足橙色。若鳥嘴の基部の白色と腹の黒帯がない。声:カハハン、カハハンと、良く

通る声で鳴く。飛翔中も地上でも良く鳴く。群れの時はガガガという声も出す。分布:冬鳥として湖沼、

水田、内湾等に渡来するが、局地的。宮城県伊豆沼、石川県片野鴨池に多い。[北隆館発行「Field Sele

-ction⑧水辺の鳥」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/9a83173813372eecae9084a9e1198f46 [peaの植物

図鑑:マガン(真雁)2009年1月29日(木)]


宮城県登米市迫町新田地内のオオハクチョウ(大白鳥) 2017年11月26日(日)

2017年11月27日 | 

(上と下)オオハクチョウ(大白鳥)の成鳥と若鳥(灰色のもの)

2017年11月26日(日)、登米市歴史博物館(宮城県登米市迫町佐沼字内町63-20)主催の「史跡巡り

~葛西大崎一揆の激戦地・佐沼を歩く~」(10:00~11:30、参加費:無料)という行事があったので、

妻と一緒に参加しました。巡った史跡は既に見た所でしたが、天気にも恵まれてそれなりに有意義でし

た。

 帰りにマイカーで、「宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター」に立ち寄るために、国道398号

を通って向かったのですが、JR東北本線の踏切を越えて300mほどの所にある工事中の田圃で餌を啄

む沢山のオオハクチョウ(大白鳥)の群れに出会うことができました。

(上と下)オオハクチョウ(大白鳥)の群れの奥の方に、ガン(雁)の大群がいました。

(上)日曜日だったので、工事は休工中。

 オオハクチョウ(大白鳥)ガンカモ科 Cygnus cygnus  whooper Swan

全長 140㎝。全身白色だが、顔から頸(くび)が淡い黄褐色のものが多い。先端が黒く、基部は

黄色で、黄色部は嘴の半ばより先に達し、先端がとがっている。足は黒い。若鳥は灰褐色で、頭と頸の

色が濃い。良く似たコハクチョウ(小白鳥)は、少し小型なこと、嘴の黄色部分が少ないこと、頭に丸

味があることなどで区別できる。声:コホーと鳴く。分布:冬鳥として湖沼、河口、内湾、広い川等に

渡来する。北日本や日本海側に多い。(10月~4月頃まで)[北隆館発行「Field Selection⑧水辺の鳥」

より]