2018年6月2日(土)、盛岡市の盛岡城址公園(岩手公園)の近くにある岩手県産業会館(サンビル)7階の大ホールで開催される岩手医科大学・白寿会の平成30年度(第46回)総会に出席するために出かけたのですが、大分早く着いたので付近を30分ほど散策しました。隣接している岩手教育会館に近い盛岡城址の石垣の傍に植栽されているタラヨウ(多羅葉)が淡黄緑色の花を沢山咲かせていました。秋には赤く熟した果実がびっしりと集まってつくと思います。
タラヨウ(多羅葉)モチノキ科 モチノキ属 Ilex latifolia
暖地の山地に生える常緑高木。葉に枝などで字や絵を書くと、その痕がすぐに黒くなる。これをインドで古くから経文を書くのに利用された貝多羅樹(ヤシ科)になぞらえて、多羅葉の名がついたといわれる。庭木として植えられているが、特に寺院に多い。高さは20mほどになる。樹皮は灰黒色で滑らか。葉は互生し、長さ10~18㎝の長楕円形で、厚くて表面には光沢がある。4~5月、葉のつけ根に直径約8㎜の淡黄緑色の花が咲く。雌雄別株。果実は直径6~8㎜の球形で、びっしりと集まってつき、秋に赤く熟す。分布:本州(静岡県以西)~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]