© KYODONEWS ライトアップの試験点灯で、照らし出された三室戸寺のアジサイ=9日夕、京都府宇治市
三室戸寺、夕闇にアジサイ淡く 京都、ライトアップ試験点灯
(共同通信社 2022/06/09 20:45 )
花の名所として知られる京都府宇治市の三室戸寺で9日、アジサイ園の夜間ライトアップの試験点灯が行われた。見頃間近の青や紫、ピンクのアジサイが光に照らされ、夕闇に淡く浮かび上がった。参拝客が入場できる本点灯は11日以降、6月中の土日のみで、午後7~9時(入場受け付けは午後8時半まで)。
寺の庭園には、西洋アジサイやガクアジサイなど50種以上、約2万株のアジサイが植えられている。寺によると、今年は雨が少なく、花がやや小ぶりだという。数日内に見頃を迎える予想だ。伊丹光恭住職(79)は「アジサイとともに、庭園の自然豊かな風景を楽しんでほしい」と話した。
[2022】京都の「あじさい」が美しいスポット10選!見頃や名所・穴場もご紹介( TABIZINE 2022/05/24 15:00 )
古都・京都には紫陽花(あじさい)の名所が数多くあります。神社仏閣を、紫、ブルー、ピンク、白で彩り、しっとりとした風情を醸し出します。あじさいは雨に濡れた姿も美しいので、気分の晴れない梅雨時にも心を潤してくれますよ。京都のあじさいの名所から穴場まで10ヵ所をご紹介します。
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①【三室戸寺】ライトアップとハート型あじさいでも人気の名所
京都であじさいの名所といえば、まずは思い浮かべるのが宇治エリアの「三室戸寺(みむろとじ)」。「あじさい寺」とも呼ばれ、2022年6月1日(水)~7月10日(日)には「あじさい園」が開園されます。
5,000坪に及ぶ広大な庭園に、2万株を誇るあじさいが杉木立の間に咲く姿は見ごたえ抜群! 西洋あじさい、額あじさい、柏葉あじさい、幻のあじさいといわれる七段花など、色も形もさまざまな50種が咲き乱れます。「幸せを呼ぶ」として近年人気のハート型のあじさいは、こちらが発祥です。
また、2022年6月11~6月26日の土・日曜日限定で「あじさいライトアップ」が開催されます。ライトに照らし出された光景は、日中とは異なり幻想的で、ひととき異空間に誘われるかのよう。あじさいのライトアップは珍しいので、期間中に京都に行くのなら訪れてみてはいかがでしょう。
「三室戸寺」は、宝亀年間(770~780年)に光仁天皇の勅願により創建されたと伝わります。当時は「御室戸寺」という名前でしたが、光仁、花山、白河の三天皇の離宮となったことから現在の寺名に改められました。盛衰興亡を繰り返し、現在の本堂は文化11年(1814年)に再建。阿弥陀堂、鐘楼、三重塔は京都府指定文化財になっています。
【あじさいの見頃】6月上旬~7月上旬
開花情報はこちら「京都の花寺 三室戸寺の花だより」
■あじさい園
期間:2022年6月1日(水)~7月10日(日)
時間:8:30~16:30(16:30には下山)
拝観料:大人1,000円、小人500円
■あじさい園ライトアップ
期間:2022年6月11日~6月26日の間の土・日曜日のみ
時間:19:00~21:00(20:30受付終了)
拝観料:大人1,000円 小人500円
※昼夜入替制。ライトアップ時の拝観は、あじさい庭園のみ
三室戸寺
住所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
TEL:0774-21-2067
拝観時間:8:30~16:30(4月1日~10月31日)、8:30~16:00(11月1日~3月31日) ※拝観・納経最終受付は閉門30分前
休み:8月13~18日、12月29~31日 ※気象警報が発令されている場合は拝観中止
拝観料:平常 大人500円、小人300円
あじさい園開園期間中 大人1,000円、小人500円
あじさいライトアップ 大人1,000円、小人500円
宝物館拝観:収蔵庫修理のため、2023年5年3月まで拝観不可
駐車場:収容台数300台(有料) 乗用車500円、バス2,000円
※週末の駐車場は混み合うので、公共交通機関の利用がおすすめ