peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)

2008年05月31日 | Weblog
大師山森林公園のミミガタテンナンショウ(耳形天南星)
 2008年4月28日








2008年4月28日(月)、奥州市水沢区黒石にある大師山森林公園に
行ってきました。大師山荘の脇を通り「水辺の道」に下りたら、ス
ミレと共に「ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)」が花(仏炎
苞)を開いていました。





ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)
サトイモ科 テンナンショウ(アリサエマ)属 Arisaema limbatum
テンナンショウ(アリサエマ)属 Arisaema
ウラシマソウ(浦島草)やムサシアブミ(武蔵鐙)、ユキモチソウ
(雪餅草)、マムシグサ(蝮草)やその仲間の総称名。多種類ある
が俗に「マムシグサ(蝮草)」と呼ばれる。東アジアを中心に、イ
ンド、アフリカ、北アメリカに150種が分布する。

球茎を有する多年草。 大半は薄暗い林下に生え、晩春から初夏に
かけ、それぞれ奇異な形をした緑色や黒っぽい紫色の花を咲かせる。
花のように見えるのは仏炎苞で、ラッパ形の縁の一部が長く伸び、
ふつう、庇(ひさし)をかけたように曲がっている。また、共通し
て柄の長い複葉が、茎のように見える偽茎の上端に1~2枚つき、花
茎に仏炎苞に包まれた1個の肉穂花序を頂生する。秋には多数の赤い
大ぶりの実がトウモロコシのように連なってつく。
ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)は、仏炎苞の開口部が左
右に耳状に張り出しているのが特徴で、「耳形」の名もここからき
ている。 花の頃はまだ完全に葉が開いていないことが多い。花期
は4~5月。
分布:本州の岩手県、宮城県、関東地方、山梨県と四国西南部。
 別属種に小形のカラスビシャクがある。

アヤメ(菖蒲)

2008年05月30日 | Weblog
一関市街地のアヤメ(菖蒲) 2008年5月24日



2008年5月24日(土)、一関市山目側にある農家と思われる民家の道路
脇につくられた花壇に「アヤメ(菖蒲)」が沢山咲いていました。





一関市銅谷町のアヤメ(菖蒲) 2008年5月24日


2008年5月24日(土)、一関市竹山町にある一関市役所の道路を挟んだ
向かい側(銅谷町)にある農家と思われる大きな家の花壇に植えられた
アヤメ(菖蒲)が花を咲かせていました。




奥州市江刺区岩谷堂のアヤメ(菖蒲)
2006年6月6日




6/6(火)、奥州市江刺区岩谷堂字小名丸にある「えさし郷土文化館」
を見学した際、内庭に「アヤメ(菖蒲/綾目/文目)」が咲いていました。






アヤメ(菖蒲/綾目/文目)アヤメ科 アヤメ属 Iris sanguinea
アヤメ科アヤメ属の仲間は250種ぐらいあるといわれており、根茎
をもつものは「宿根(しゅっこん)アイリス」、球根をもつものは
「球根アイリス」と総称される。アヤメは外花被片にひげ状の突起
がない根茎性アイリスの一種。

日本で古くから親しまれてきた「アヤメ」は、日本、シベリア、朝
鮮半島が原産の多年草。「カキツバタ」や「ハナショウブ」「キシ
ョウブ」と違い、水辺でなく、低湿地で日当たりの良い山野のやや乾
燥した草地に生えるが、庭や公園にもよく植えられている。
(芳香がある「ショウブ」と間違えられが、水辺に自生しないし、花
も全く違う。)

高さは30~60cm、葉は幅1cmほどの剣状線形で中肋は隆起せず、50㎝
ほどで先の3分の1ほどが垂れる。茎は直立し、茎頂の帯赤色の苞の間
に、ふつう青紫色の花を2~3個つける。花は直径7~10cm。外側の3個
の花弁(外花被片)は垂れ下がり、基部には黄色と白色の網目模様が
ある。ふつう紫色だが、白花品種や「三寸アヤメ/五寸アヤメ」と呼ば
れる矮性品種で、紫、白、藤桃色、斑咲き、筋入りアヤメなどもある。

和名は、外側の大きな花びら[外花被=がいかひ]の基部に黄色と
白の美しい綾目/文目模様があることによる。
[栽培]日当たりの良い、乾燥、多湿でない所がよい。繁殖は株分け、
または実生による。[花期]5~7月。分布:北海道~九州

なお、夏に見かける「ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)」と比べると、
ウサギの耳形の3枚の内側の花弁(内花被片)が大きく、長さ4cmほ
どで直立してよく目立つ。ヒオウギアヤメの花には上部にこのウサ
ギの耳形がない。

シベリア・アイリス 「ライト・オブ・パリ」&「マウンテン・レイク」

2008年05月30日 | Weblog
一関市街地のシベリア・アイリス 「ライト・オブ・パリ」
&「マウンテン・レイク」2008年5月24日

シベリア・アイリス”ライト・オブ・パリ”Iris cv.Light of Paris



シベリア・アイリス”マウンテン・レイク” Iris cv.Mountain Lake

2008年5月24日(土)、一関市竹山町にある一関市役所の道路を挟んだ
向かい側にある「Book Off」という古本屋で妻が本選びをしている間、
銅谷町に属する農家と思われる大きな家の庭を見させていただきました。
いろいろな花が咲いていましたが、「シベリア・アイリス」も花を咲か
せていました。
シベリア・アイリス「ライト・オブ・パリ」Iris cv.Light of Paris






シベリア・アイリス「マウンテン・レイク」 Iris cv.Mountain Lake


シベリア・アイリス アヤメ科 アヤメ(イリス)属
Siberian hybrids

根茎性で外花被片にひげ状の突起のないグループ。高さ10~100cmと
幅があるが、多くは90~100cmと高性で、多花性のものが多い。交配
による品種とそれに用いられた種と品種も含まれ、変化に富む。

葉は立って剣状で細く、全体として細長い草姿をなす。花は葉よりも
上に出て開く。花色は白、紫、青、紅を主とし、桃、黄の品種もある。
外花被片の網目模様の変化も多い。母体は花茎が葉より短いアヤメと、
高性で花茎が葉より長く、花は小さく青紫色のコアヤメIris sibirica
との交雑種を主とし、濃紫色に黄色の網目が入るイリス・クリソグラ
フェスIris chrysographes、青紫系花のクラーケイIris clarkei、濃
赤紫に白色のブロッチの入るデラバイIris delavayi、淡黄色のフォレ
スティーIris forrestii、淡黄色に淡紫色の筋入りのウィルソニィー
Iris wilsoniiなどが用いられ、さらにカリフォルニア・アイリスCali
-fornia irisesとの交配も行われている。

庭園、花壇、鉢物、池畔に使用される。園芸品種にライト・オブ・パリ、
マウンテン・レイク
ルビー・ワインcv.Ruby Wine、
ピンク・ヘイズcv.Pink Hazeなどがある。
[栽培]繁殖は株分けか実生。[花期]5月。

アサツキ(浅葱)

2008年05月29日 | Weblog
一関市街地のアサツキ(浅葱) 2008年5月24日


2008年5月24日(土)、一関市竹山町にある一関市役所と道路を挟んで
向かい側(銅谷町)に「BOOK OFF」という古本屋があります。妻がよく
利用するので時々行きます。この日も妻が古本探しをしている間、近く
の民家の庭に咲いている花の写真撮りをしていました。
いろいろな花が咲いていましたが、「アサツキ(浅葱)」も花を咲かせ
ていました。





一関市街地のアサツキ(浅葱)
 2007年5月23日




2007年5/23(水)、まだ周辺に田んぼが残っている一関市の
新興住宅地にある農家の庭先に植えられた「アサツキ(浅葱)」
が淡紫色の花を咲かせていました。
ラッキョウを小さくしたような鱗茎や葉を食用にするために、
栽培しているのかもしれませんが、花も十分美しいと思います。




アサツキ(浅葱)ユリ科 アリウム(ネギ)属
Allium schoenoprasum var.foliosum
狭義の日本産の「エゾネギ(蝦夷葱)」で、山でも見られる
が、海岸に生えるものは花が美しく、よく目立つので、山草と
して鉢植えされる。また、ラッキョウを小さくしたような鱗茎
や葉を食用にするため、栽培もされている。和名は、葉の色が
ネギ(葱)より浅い緑色なのでこの名がついたとのこと。

葉は長さ15~40cm、直径3~5mmの細い円筒形。花期は5~7月。
葉の間から30~50cmの花茎が伸び、先端にピンク(紅紫)色の
小さな花が多数丸く集まってつく。1個の花には6個の花弁があ
る。この仲間の中では雄しべが花の中に隠れているのが特徴。
分布:北海道、本州、四国
アリウム(ネギ)属の植物(Allium)は、北半球に700種ほど
が分布する大きな属で、いずれも独特の匂いをもち、地下茎か
鱗茎をもち、線形、円柱形または幅広い扁平な葉を根生する。
花は散形花序をなし花被片、雄しべは6、子房上位。

野菜のアサツキは秋盛んに生育し、雪の降る冬は地上葉は生長
を停止して越冬する。春に球根の形成と葉の伸長、6月に開花し
7月には休眠に入る。葉と若い鱗茎を食用にする。[栽培]繁殖は
分球による。[花期]5~7月。

観賞用に栽培されるものを園芸界では「アリウム」と呼び、花
の美しい種が観賞用に栽培される。花色は黄、白、桃、赤紫、
紫、青などがある。古くから食用として利用され、ネギ、ワケギ、
ニンニク、タマネギなど、今では重要な野菜になっているものが
多い。

名前を知らない素敵なパンジー

2008年05月29日 | Weblog
一関市街地のパンジー 2008年5月24日

2008年5月24日(土)、一関市山目側の寺前地区にある民家の庭で、
鉢植えにされたパンジーが、見たことのない素敵な花を咲かせてい
ました。



パンジースミレ科 スミレ(ビオラ)属
Viola×Wittrockiana(=tricolor)