2016年10月25日(火)、一関市立大東図書館(一関市大東町摺沢字新右エ門土手12-2、鈴木英也・館長)主催の「平成28年度・大東図書館文学の旅」が、市の借り上げ研修バス(バス借り上げ料、高速代は市負担)を使って実施されたので、妻と共に参加しました。
初めの見学地は①映画「殿、利息でござる」の宮城県大和町吉岡宿。次は②芭蕉「奥の細道」の歌枕の地・宮城県多賀城市。東北道大和ICから入り、仙台北部道・多賀城ICを出て、多賀城碑(壺の碑)に着いたのは11:22時(予定は11:30時)。
(上と下)バスが停車した多賀城碑(壺の碑)のある南門跡から道路を挟んだ向かい側に多賀城政庁跡入口があり、真っ直ぐ上の高台に政庁跡が見えました。(今回は割愛)
(下)つぼのいしぶみ道標:享保14年(1729)、奈良の墨専門店古梅園の当主・松井和泉掾元泰をはじめ頓宮仲左衛門、越後屋喜三郎によって建てられという。壺碑までの距離や道を記しており、元は市川橋のたもとにあったそうです。
多賀城碑(壺の碑):平城京などから多賀城までの距離、多賀城の創建や修造について刻まれた多賀城修造記念碑で、天平宝字6年(762)12月1日に建立されました。高さ248㎝、最大幅103㎝で花崗岩質砂岩という非常に硬い石材が用いられています。
多賀城南門跡近く、ほぼ真西を向き、下部が約50㎝埋められた状態で垂直に立っています。江戸時代の初めに発見されたといわれ、すぐに歌枕「壺碑(つぼのいしぶみ)」の名で呼ばれたことから有名になりました。多賀城と古代東北の解明にとって重要な歴史資料として、平成10年6月30日、国の重要文化財に指定されました。
(上)多賀城碑(壺の碑)の見学を終えて、次の目的地・東北歴史博物館に向かいます。11:57時(予定12:10時)