WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

初めてのピアノ発表会

2005-12-19 | 親子 ART LIFE
フラミンゴのコンサートの前に、同じ場所で、Takの初めてのピアノ発表会でした。私は司会席に座って、「2番、 ◯◯匠くん つなひきぞうさん りすのこもりうた」とかやってました。会場は、すっかりバンドの機材が脇に片付けられて、きれいなポインセチアがステージに並べられ、午前中の音づくりのドタバタの片鱗も見えません。
フラミンゴのメンバーKAZUMIちゃん率いる「ミュージックあにまあと」のクリスマスコンサート。
Takは「あにまあと」の生徒ではないけれど、ちょこっとついでに参加させて貰うことになったのです。
曲目は、ヤマハで習ったレパートリーの中から2曲。
以前、大泣きしながら両手で弾く練習をした曲です。いったんは、上手に弾けるようになったのに、このところさっぱり練習していなかったので、結果は…

前日、KAZUMIちゃんのレッスン室で、リハーサルをやりました。といっても、Takと私だけで。このところ、自分のコンサートにかかりきっていて、Takの発表会については放ったらかし! 前日ぐらい、ちゃんと付き合ってあげなくっちゃ。
いったい、Takがどれほど「ピアノの発表会」ってことに自覚とか、緊張感を持っているのか、私にはさっぱりわからん。「大勢のお客さまの前で演奏する」という自覚があるのかも不明(-_-;)
お辞儀をして、ピアノの椅子に座って、鍵盤に手を乗せて用意ができて、、、
全く違う曲を弾き始めた! それは今ヤマハで習っている曲。
「Takくん、違うでしょっ、まず、つなひきぞうさんを弾くんだよ」
「いいのっ!」
… あ~~やっぱ、わかってないわコイツ~( ̄△ ̄~)(~ ̄△ ̄)~
そこで、プログラムを開いて見せ、「あのね、Takくん、ここに、Takくんの弾く曲はこれとこれですって、書いてあるの。勝手に好きな曲を弾くんじゃないのよ」
それでようやく納得したんだけど、やってみたら、全然弾けてない!
私は、子供が発表会の本番で間違えることは、「当たり前」ぐらいに思っているけれど、Takは、自分なりにこの曲の「完成度」を求めて、癇癪を起こして泣きながら練習したことがあるのに、気が向いたときだけしか練習しなかったために、こんなに弾けなくなってしまって、それで本番で間違えて、せっかくの発表会が、苦い経験になってしまうのでは…と心配でした。

でっ、前置きが異常に長くなってしまいましたが、本番のTakはというと。
名前を呼ばれてステージに上がって、お辞儀をして椅子に座るまではまあ、無難。
私は司会席なので、様子があんまりよく見えないけれど、なんだあの座りかたは~!
あれほど、背中を延ばして、ずり落ちないよう、きちんと深く椅子に座るようにって言ったじゃん! 
そして、鍵盤に手を置くのに手間取っている。やっぱ、緊張して、まんなかの「ミ」がわからないんだな… 案の定、1オクターブ上のミから弾き始めた。すぐに気がついて、やり直す。
…しかし。やり直したかと思うと、「りすのこもりうた」を弾きはじめた(-_-;)
最初は「つなひきぞうさん」って、あれほど言ったじゃん!
でっ、まあ、めちゃくちゃゆっくりだけど、テンポキープも一応できて、椅子からずり落ちそうになりながら、なんとか2曲を弾き終えて、礼をした。
…そして、逆走でもと来た方へ歩いて帰ろうとして、途中で気がついて、反対側の階段から降りて、なんとか終了。

まっ、こんなもんだろう。
初めての発表会、本来なら、もっと毎日、この日に向けて練習もだけど、気持ちを高めていくように、本人にとっていい経験、いい思い出になるように、フォローしてあげられることはいっぱいあったはず。
Tak自身さえ、自分の発表会は「付け足し」みたいに感じているところが、やはり親としては、かわいそうっていうか…申し訳ないです。Takくん、ごめんね。感想を聞いてみると、「緊張した」とのこと。本番の演奏を間違えたことは、あまり気にしていない模様。←私には、この彼の心理は謎のままなのですが。

彼はコンサート本番まで、本当に長い間、リハーサルに付き合ってくれて、時には「もうお母さんのLIVEのおつきあいはイヤだ!」と駄々をこねて泣いたこともありました。でも、不思議と、この子がこれで音楽を嫌いになるかも…という危惧はありません。

親子音楽ライフ、これからも課題いっぱい、どんなふうに進展していくのやら、全く予想もつかないけれど、楽しみです♪

Comments (6)
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