WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

渇水

2007-06-24 | よしなしごと
香川は今、渇水が深刻です。
早明浦ダムの貯水率は31.6%、第3次取水制限が行われています。
学校のプールは中止、給食も、様子をみながら順次、大量のお湯で茹でるものなどを中止していくようです。
今日は雨。
朝、目が覚めて、雨の音が聞こえるとなんだかホッとするのですが、ダムはどうだろう?
香川の雨は、1日中降ることは、殆どありません。午前中に降る雨は午後には止みます。雨が降っているからといって、チャリ通勤を電車やバスに変える人もあまりいません
。それほど香川の人々にとって、「雨」とはすぐに止むものなのです。
このところ、早明浦ダムのHPを毎日見るのが習慣になりました。
H17の渇水で、貯水率0%になって全国的に有名になった早明浦ダム。
ここのサイトでは、ダムの貯水率を、毎日更新しているのです。

普段はとても美しいと感じる、窓から見える空も夕日も、無風の夜更けに煌々と照る月も、無常な「渇」のイメージで、
「神さま、おねがいです、湿りを運んできてください」と祈る心になってしまいます。
まことに人の心とは浅ましいものですね(^_^;)

私が子供の頃は、早明浦ダムはありませんでした。
断水になって、給水車が来たことも覚えています。
「早明浦ダムができて、香川用水が引かれたら、香川の水不足は解消する」と習いました。夢のようなプロジェクト…っていう印象でした。

早明浦ダムのおかげで今は24時間断水なんていうことは、さすがにないかもしれない。
でも、ダムができても、香川に雨が少ないことには変わりはなく、水が不足しがちだということも変わることはないのです。

水は「自然の恵み」
雨が降るのをただ待つことしかできない。水は作れません。
それに比べたら、食物は、「自給自足」ということができる。畑を耕して、食物を育てることができる。もちろん水はここでも必要ですけど。

命を育む水の大切さをいちばん身に沁みているのは香川の人かも。
「水を節約する」ことを考えてみるなら、すべてのものを節約することを、少し心がけたり、考えたりすることは、そんなに難しいことじゃないと思います。
こちらなども参照くださいね。


本日キャンドルナイト最終日。
ものを大切に使うことや、無駄や浪費のないスローでスリムで健やかな生活のこと、それらを子供に伝えていくことなどなど、この機会に静かに考えてみたいと思います。
Comments (5)
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