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庵治:昨年の同じ頃
じめじめとした梅雨の空が続いていましたが、今日は久々に晴れ♪
8Fのうちのマンションでは、蝉の声が聞こえるようになりました。
もうすぐ夏休み、ほんとにあっという間に…
「蝉」は、夏休みの象徴みたいな気がします。
ウチのマンションでは、夏になると、遥か下の木にとまって鳴いている蝉の声が、何故か、窓からじゃなくて、反響して、部屋中の壁からリアルに聞こえてくるのです。
そうなると、「ああ、夏だ…」って感じる。
夏休み…
私が子供の頃のいちばん「夏休み」らしい夏休みの思い出は、
「庵治」に住んでいた小5、小6のときでした。
家庭の事情で日が暮れるまで1日中ひとりで、過ごした40日間。
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朝起きたら、もう母は仕事に出かけていて、ひとりで朝ゴハンを食べ、あとはもぉ~自分だけの世界。
家には電話さえなく、車も当然なく、何時に帰ってくるかわからない母と連絡をとることもできない夏休みの1日。
何をやっても自由なんだけど、マンガ(りぼん・なかよしetc.)を読んだり、町に1軒だけの小さな本屋さんに行って立ち読みしたり、自転車で岸壁にいったり、
時には、もっと遠出をして、山を3つぐらい越えたところの観音様のある浜辺にいったり…
お昼ゴハンは、何を食べたかあまり記憶にないけど、でも、当時新しいメニューとして、「マグロの缶詰」とか、、、それまであまり食べたことがなかったので、缶詰類が新鮮だったかなぁ。
逆に、私としては、そのとき、母親が用意してくれたお昼ご飯を全然覚えてないのは、とっても残念な気がする。
まあきっと、覚えてないってことは、たいしたことなかったのかもしれないけど(^_^;)
そして、おやつは、おとなりのお菓子やさんで、アイスとか買うためのお小遣いを貰って、毎日、今日は何を買おうかな…っていうのも楽しみだったっけ。
そーゆーのって、今になってふり返れば、親の立場として「かわいそう」なような気がするけど、
でも当時の私は、全然寂しくはなく、そんな環境の中で自分の世界を作っていた。
今思い出す当時のことも、とっても懐かしく、ほんとにいい思い出なんだ。
しかし、、勉強は…、やっぱり、後回しで夜にやってたっけな~~(^_^;)
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あまりにも衝撃的だった両親の離婚と、自分の環境の変化、それに対して周囲に何も言わずに自分の中だけで消化していった時代を、自分の息子がついに迎えているのだって思うと、
私としては、「全部」Takに話したい。語りたい。…という気持ち。
これはもぉ~、教育とかそういうことじゃなく、私とTakの人間関係です。
思い切り楽しい夏休みにしたいなあ…