紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

アメリカの旅報告・8

2005-09-22 12:45:38 | 5・旅の日記
■馬乗り

今回の旅では、ザイオンとブライスキャニオン、両方で馬に乗った。
最初にザイアンにいる時に乗ったのだけど、3時間コースを申し込んだところ、
「あなたたちには、3時間は無理だろう。1時間にしなさい。」
と受付の人にいわれ、だいじょうぶだから乗せてほしいといっても、だめだった。
仕方なく、1時間コースにする。平らな道を行って、ただ戻ってくるだけ。
案の定、物足りなかった。
馬の名前は、サンディーボット。下の写真はみんなを率いるカウボーイ。

 


馬で歩くのは、どう考えてもザイオンの方がいいと思ったけど、そういうわけで、たったの1時間しか乗れなかったので、ブライスキャニオンでも、乗ってみることにした。
今回は、3時間の申し込みはすんなり受け入れてもらえた。

当日、厩に行くと、一緒にツアーに行く人がもう集まっている。
率いるカウボーイは2人。
最初にツアーに行く人に、簡単に質問をする。
何度くらい馬に乗ったことがあるかなど。
それで、ミュール(ラバ)とホースとどちらがいいかと聞かれた。
ミュールの方が、背が低く、足も太くて、見るからに安定している。

谷は険しそうだし、ミュールの方がいいかなと思ったら、娘は絶対に馬だという。
それで、つられて、私と良流娯さんも馬に乗ることにした。

質問したカウボーイにホースがいいと答えたら、
「ホースはカウボーイにとって、ロールスロイスみたいなものだぞ。」といわれる。
要するに、お前のようなチビのオバサンが、ロールスロイスに乗るのは生意気じゃないかというわけだ。
でも、ロールスロイスでOKといったら、何の問題もなく乗せてくれた。



前日歩いたブライスキャニオンを、その日は、3時間かけて馬で歩いた。ステーシーという名の馬は、とてもいい馬で、平らな道になると、いやがらずに駆けた。
途中で、トイレ休憩があって、馬も人間も水を飲んだ。
くたびれたけど、馬に乗るのは、ほんと楽しい。

 

最後に、カウボーイと記念撮影。
名前を聞き忘れたのがとても残念。というより、ちゃんと名乗っていたのだろうけど、馬の名前を忘れちゃいけないので、そちらに気をとられていた。

ゲストは、自分の名前ではなくて、馬の名前で呼ばれる。前との間があいたから駆けろとか、ムチを使えとか、足で横腹をけれとか。

◆アメリカの旅報告