紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

カメコ・番外編

2006-03-15 06:54:51 | 14・カメコの日記
石川先生の「うちのカメ」はカメコの食べ物にも多大な影響を与えた。

カメコのエサは、はじめのうち「コロナ」というカメフードだった。いつも最初はカリカリと音をたててかじる。おいしそうに。けれど、水に浸っているので、しばらくすると、ふやけてしまう。そうなるとべしゃんとして、いかにもまずそうな感じになる。
もっとおいしいものあげようかなあと思った頃、「うちのカメ」を読んだ。そこの家のカメは、なんと牛肉が好物なのだという。

そこで、私も、いろいろな食べ物をあげてみることにした。
シラスをあげてみた。(写真)おいしそうに食べた。
かつおぶしをあげた。これも、おいしそうに食べた。
イカは食べにくいのか、半分食べて、やめてしまつた。

じゃあ、これはどうだ、とマグロをあげた。うっとりとした顔で食べた。

でも一番好きなのは、何といってもカツオだ。カメコはそれを口にくわえるなり、すごい勢いで、家にしているケースの中を駆け回った。しぱらくして立ち止まると、ガツガツとわき目もふらずに食べた、

次にカツオをあげた時は、ぱくばくっと食べ、それから壁に向かつて立ち上がり、もつとくれというように、ぴょんぴょん飛びはねた。カメがそんなことをすれば、どうなるか?
当然後ろ向きに倒れ、甲羅を下にして手足を下にしてばたつかせることになる。まったくアホなんだから。

まあ、そんな風に、ぜいたくな食べ物をやることもあった。が、たいていは、シラスとかつおぶしだった。
それにしても、与えられた物を食べるだけだったカメコが、果たして、野川という自然環境の中で生き延びることができたのか。
カメコのことを思い出すと、今でも、反省と後悔にさいなまれてしまう私である。

◆ところで、最近、コメント欄には書いているのだけど、愛情いっぱいでカメを育てているヒロタンさんのBlog・「カーくん&あずき」をご紹介します。

もう、うわーっというほどデカい。デカいけど、可愛い「カーくんとあずき」という2匹の仲良しカメのBlogです。
私のBlogには、もっと以前のことも載っている「我が輩はカメである」をブックマークに登録しました。

◆カメコ・・番外編