紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

藤原伊織さん

2007-05-18 10:11:43 | 13・本・映画・演劇・音楽など
今朝の朝刊を読んで、「あっ」と口に出していってしまった記事と、「おお」と口に出していってしまった記事があったのだけど、「おお」の方は後日書こう。そちらの方は、また書く機会があるから。

「あっ」といってしまったのは、作家の藤原伊織さんが亡くなられた記事。
ハードボイルド作家の本を読むことは、めったにないのだけど、藤原伊織さんの作品は好きで、
「テロリストのパラソル」「ひまわりの祝祭」「てのひらの闇」「シリウスの道」……
など、おおよそ大体読んできた。
ほんの少しは自分を投影しているだろうと思われる登場人物はカッコよすぎ。といつもつぶやきつつ、ついつい藤原伊織ワールドに引き込まれてしまう。
今調べたら、最初の本「ダックスフントのワープ」と最後の本「ダナエ」を読んでいない。ぜひ読みたい。

何年か前(記事によると2年前だから57才の時)、食道ガンにかかったという文章を読んだ。
50代というのは、やはり何か若い頃のようにはいかない年代なのだろう。ガンにかかっても、タバコやめなかったそうだけど、それもその人の生き方かなと思う。
もっともっと作品を読みたい作家だった。