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紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

歌仙反省会

2010-06-16 17:36:16 | 7・連句・俳句・短歌
昨日は、連衆5人が集まって、エマノン歌仙・その18「寒稽古の巻」の反省会をした。

 


11人で巻いているのだけど、いつも順番を決めるのが難しい。
連句というのは、長句と短句を、前の句につけて、交互に詠んでいくが、それぞれが長句と短句がかわるがわる回ってくるるように、私が順番を決めている。
他にも、華やかな花の句(2)と月(3)の句、発句、脇句、揚げ句は、一人に重ならないようにする。
ということを11人分考えていると、頭の中が混乱して、今回は花と月が同じ人が詠むようになってしまった。(汗)

もう1人増えると、12人になって、6人ずつ2グループに分かれて詠むことができる。
人数としても、そのくらいがちょうどいいようである。

やってみたい人は、いないかな。
めったに人は増えないのだけど、それでも、このブログを始めてからでも、多摩のO脚(私の高校時代の同級生)、茶目猫、逐電(良流娯さんの高校時代の同級生)と3人の人があらたに仲間入りした。

つぎは、エマノン歌仙の・その19である。
つぎの句が発句として提出された。明日までに参加者に、どれがいいか送ってもらい、歌仙はスタートする。
さて、どの句が選ばれるでしょうか。


島覆う 森を揺らして 風青し

梅雨晴れや 悟浄となりたる 河童かな

夏木立 抜けて見おろす 日本海

夏空と 鳥海映す 田んぼかな 

風薫る 隅田川べり もやい船

老鴬の 声清らかな 名調子 

今はただ 扇子が友の 暑さかな

夏の雲  少年明日を  知らで立つ

ひきだしに  鋏の錆びて  梅の雨

潮風の わたる座敷や 昼寝の子      

葉の上の 光の音符 黒揚羽         



◆ 連句の部屋