goo blog サービス終了のお知らせ 

紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

借りぐらしのアリエッティ

2010-06-18 17:37:22 | 13・本・映画・演劇・音楽など
宮崎駿さんの映画(スタジオジブリ・制作)は好きで、たいてい映画館に見に行っている。
中でも、すごく好きなのは、となりのトトロ、風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタ、魔女の宅急便、耳をすませばなど、最初の頃の作品。

他のもおもしろいけれど、どんどん作品に引きつけられるような感じは、以前ほどではなくなったような気がする。
それは、見る前に期待しすぎるようになったからかもしれない。

それでも、今年の夏封切りされる「借りぐらしのアリエッティ 」は今からとても楽しみにしている。
これは、宮崎駿アニメにぴったりじゃないかと思う。

メアリー=ノートンの原作を最初に読んだのは、20代の頃だった。
今また映画を見る前に、5冊全部読んでみた。
翻訳が、最初ちょっと読みにくい感じはあるのだけど、少し読むと、小さな借りぐらしの人達の世界に引き込まれてしまう。




今読み直して知ったのだけど、5作目を書いたのは、4作目から21年もたってからだった。
私が最初に読んだ時には、4作しかなく、それももうこれで物語は終わり、という書き方だった。
でも、きっと作者も、読者も、続きが読みたくなったのだろう。

5作目は、訳者もかわり、挿し絵もたくさん入っているので、他の4作より読みやすい。

映画は、舞台をイギリスから日本に変えて、制作しているということだけど、どんな日本の家に住み着くのか、とても興味がある。
ただ、イギリスのあの雰囲気もとても好きだったので、日本に変えるとどうなるのかも見てみたい。

映画はほとぼりがさめた頃、見に行こう。