紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

岳ちゃんはロボットじゃない

2013-11-09 10:56:53 | 1・作品紹介
 佼成出版

 2013年11月

 絵・福田岩緒



「3年1組、草平のクラスに転校して来たのは、幼なじみの岳ちゃんだった。
岳ちゃんは、もうじき小学校に入学するというとき、突然、草平にさよならもいわずに、引っ越していってしまった。
岳ちゃんは、運動もピカイチ、動物や生き物のことをよく知っている。
だけど、サッカー部員から、机を運べと命令されると、いやといわずに、運んでしまう。
ロボットじゃないんだから、人からいわれるままに、何でもやってあげることはないんだ。
そんなある日、2人はひみつの場所にカブトムシの幼虫を探しにでかけることに。」


新刊が出ます

2013-11-09 09:43:10 | 2・仕事の周辺
昨日、新刊の見本が届いた。題名は「岳ちゃんはロボットじゃない」(佼成出版)
私にしてはめずらしい、小学校中学年向きの本。




福田岩緒さんの絵も、イメージにピッタリというか、ピッタリ以上で、とってもいい感じに仕上がっている。

自分の頭の中にだけあった世界が、絵描きさんに絵を描いて頂き、本という形になった時、他の人にも開かれたなあ、といつも思う。
ほんとうに幸せな瞬間だ。

最初に、この本を書こうと思ったのは、25年ほど前のことだ。でも、いろいろ事情があって、封印していた。
今回の表紙は、その25年前に、私が思い描いた絵のイメージとすごく似ていて、私の中では、その時のストーリーが生き続けていたのだと思った。
いつもそうだけれど、本ができあがるまでには、たくさんの人のお世話になる。
佼成出版社の編集の藤本さん、絵描きさんの福田岩緒さん。
それから、息子、取材に付き合ってくれた夫、畑を見せてもらったM橋さん、昔子どもだったたくさんの人たち。

配本されるまでに、まだ1週間か10日ほどかかると思うけれど、本屋さんで見かけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。