紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

秋の立山スキー・3日目~4日目

2013-11-23 10:10:11 | 4・テレマークスキー日記
<3日目>
11月18日になると、前日とはうってかわって、雪とガス。
あの広々とした立山が、ほんの目の前しか見えない。
この気候の変化が、立山なんだなあと思う。

山荘でじっとしていても仕方ないので、BCクロカンで外に出る。やはりスキーを2台持って来た甲斐があった。

さとさんのと交換して滑ることにする。







この日出かけたのは、山荘の従業員4人くらいしかいない。




ところが、さとさんに貸してあげた靴が、板にセットできない。
従業員の1人がいろいろ見てくれるが、先を急ぐだろうから、だいじょうぶですといって、行ってもらう。
しばらく試行錯誤していたが、いつだったかの秋田乳頭のことを思い出した。
クロカンのビンディングが凍っていたのだ。ナイフセットを部屋にとりにいって、氷をくだいたら、はけた。

雪の日は、山荘が見えないところに行ってはいけない、という教えを守ると、斜面らしいところにも行けない。
それで、もしもの時のために、室堂駅までいって、ようすを見ることにした。

竹竿がたっているけど、5本くらいしか見えない。

室堂駅。人もほとんどいない閑散とした感じ。すぐ目の前の駅舎もぼーっとしている。




その日は、午後も少し滑ったが、もうすぐにやめてしまった。

<4日目>
夜中からすごい風で、ストーブをつけても、部屋の中が寒い。
ネットをつないでみると、立山からのバスは1日運休。
その日は、石木田ひろさんの講習を受けることになっていたが、さとさんは、扇沢から帰らなくてはならないので、もう朝帰るという。
私もどうしようか迷ったが、一緒に帰ることにした。

ひろさんが朝1のトロリーで上がってくると、10時頃には到着するので、それを待って、お断りしてから帰ることにする。

窓から室堂駅の方面を見ている。




ようやく石木田さん一行がやってくる。阪谷さんとCさんも一緒のようである。




そして、帰る用意をして、玄関で一行を迎えて、室堂山荘をあとにした。

重い荷物を背負って、よたよたとまた滑って行く。




駅に着いたら、ちょうどやってきた人から「三輪さん」と声をかけられて、ビックリ。

北海道でツアーの案内をしてもらった古市さんだった。
最初は、こんなところで会うなんて、思いも寄らないので、誰なのかわからなかった。ほんとうにビックリ。
わずか、2秒でお別れ。古市さんはその後研修会(だったか?)に参加するとのことであった。




11:45のトロリーに乗って、重い荷物にふうふういいながら、いくつも乗り換えて、ようやく扇沢につくと、13:30のバスに間に合った。

信濃大町 14:07 の大糸線に飛び乗り、松本であずさに乗り換えて帰ってきた。


◆ 秋の立山スキー・1日目2日目・3日目~4日目