紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

長太郎池

2015-08-02 06:22:56 | 23・三宅島のくらし
昨日は、干潮時間を調べて、昼前に、長太郎池にいった。




前2回は、波が荒くて、入ることもできなかったが、干潮なうえ、最近の海は凪いでいるので、子どもたちも楽しそうにサカナを見ていた。




ライフセイバーの人たちがいて、ここでは、マリンシューズを貸してくれる。シュノーケルやフィン、ライフジャケットも貸してくれる。
あと、岩がごつごつしているので、できれば、シュノーケル用じゃなくてもいいので、長袖、長ズボンを着ていると安心。




私もシュノーケルのやり方にもだいぶ慣れ、かわいいサカナがたくさん見られた。

夫が畑から帰ってすぐに行くというので、簡単なお弁当を作って持って行った。
島にはコンビニもないし、ちょっと入れる食堂もないので、昼食の時間にかかるときは、お弁当が必要。




ここは、すごくいいタイドプール。孫が8月後半に三宅島にくるが、その頃入れるかどうか?
というのは、カツオノエボシというクラゲがやってくると、もう海で泳ぐのは、ダイビングスーツを着ないとだめになる。

午後もまた泳ぎ、1度家に帰った後、おつかいにいった。
夫はそのまま畑にゆくというので、自転車を荷台に積んでいった。

初めて自転車で走った。なかなか快適。






昨日、伊ヶ谷の民宿をたずねた

2015-08-01 16:12:33 | 23・三宅島のくらし
私たちが住むのが三宅島の伊ヶ谷というところだとわかると、いつか探して訪ねてみようと思っていた家がある。
「とほかみ荘」という民宿だ。

同僚k先生の実家が三宅島の伊ヶ谷にあり、民宿をしているというので、たしか教師になってすぐの夏休みに、今も付き合いのあるひろみさん、Iさんと、三宅島に遊びにいった。私がまだ22歳の頃だ。

k先生の家の、すぐ近くに入り江になった浜があって、早速泳ごうと、その海にいった。
そうしたところ、私の受け持ちの男の子に出会った。
もちろん、最初はそう思ったわけではなく、F巻くんに似た子がいるなあと思っただけであった。

ところが、近づいて、よくよくみると、本人だった。

よく考えると、40人受け持った中の一人と、そんな三宅島の、小さな浜で出会うなど、めったにないことだ。
なにか不思議な縁を感じた。
その時に、お母さんのご実家である「とうかみ荘」に、夏休み中来ているのだと知った。

こちらに移住してきて、伊ヶ谷に住むとわかった時に、すぐに「とほかみ荘」があるか調べた。
噴火前の三分の一くらいに、住む人が減ったので、もしかしたら、もうこちらにはいないかもしれない。

ところが、毎日ウォーキングしているうちに、「とほかみ荘」を見つけた。家から、わずか歩いて5分のところだった。
けれど、40年前の記憶とは、道も家も、だいぶ違う。
毎日そこを通りながら、訪れるかどうかためらっていた。

昨日、初めて、思い切って訪ねてみた。なぜかというと、島のお祭りが来週あると知ったからだ。
もしかしたら、三宅に遊びにくるかもしれない。

やはり、教え子のお母さんのご実家であった、義妹さんが民宿をまだやっていた。

教え子のF巻くんは、遊びにくることはないかたずねたら、最近はもう来ないということだった。

頭の中に浮かぶのは、小学校1年、2年の時の、少年の姿だ。
今では40代なかばか? もし縁というのがあるなら、ぜひ、もう1度三宅島で会ってみたいものだ。

昨日も泳ぎにいった伊ヶ谷の海。港もできたし、40年前とは、まったく変わってしまった。