意志のなかにいる

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トリックオアトリートオアデッドオアアライブ (アニメ感想)

2020-10-01 21:03:55 | アニメ感想2020年S3





富豪刑事 Balance:UNLIMITED
第11話 輝くもの全て金にあらず とまとめ △+





ご存じの通り仮構のオハナシでは「金」はほとんど意味を為さないのよね
だから当作品とかあるいは「金持ちキャラ」は「空疎」な
存在なんだよね、「ハナシのつごう」の為のキャラ
しかしまあそこにこれまたベタな「設定」をつめこんで
刑事ものとしてハナシをつくっていくのは悪くないね
最初の方はだいぶん「やりたいほうだい」やっていて
それがアニメーションとしては見物で、後半はやや真面目に
ハナシをかたつけていったような印象ですわな
「シビュラ」ほど嫌みもおぼえないけどカッとならない
それぐらいの距離感だったかとおもう。
最後の「人類の歴史を変える可能性のある発見」を
うっかりで公開してしまうあたりが当作品の「エンタメ」としての
爽快感で、同時に「原作」を骨から改変してだいぶん軽量に
なった当作品の印象が現代のハナシづくりの定型のようにも感じるとこだ。







やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完
第12話 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 とまとめ △++






当作品「原作」だと当然だけど八幡の語り部分が多くて
そして「野郎の語り」が好感を持たれる可能性は極めてまれですわな
これは「ラノベ」てき「試練」でこれを乗り越えた作品は
おおむね「当たり」ってことになるわな、キョンや阿良々木や
スバルや、そしてこの八幡もそう言っていいだろう
彼の特徴は「認識のからさ」がほぼ完全に一致しているというとこね
それはパリピでもなく、ネガティブでもなく、高校生としては
ちょいと泥臭くて、でそこでどう「ラブコメ」するのか
っていうのが当作品のおもしろさだったかとおもう。
「奉仕」活動しなくなったのは多分その「形式」がどうしても
「ラノベ」てきに浮かれたものになるからだったかとおもうのね
(隣人部の末路を思いだして下さい)
「知ったか野郎のあまり耳ごごちのよくない語り」によって
このおはなしは「消化」されることなくわれわれのハラワタに
えんえんと残っているようなそれこそ「文学」てきな後味を
「ラノベ」の線も残しながら見事に昇華したのではないだろうか
まあヒロインに「あなたが好きよ」って言われれば全部報われるのよね
なにせ「ラブコメ」なんだから





それがまことの言葉であるのならば、だが。






天晴爛漫! 第13話 OVER THE MOON とまとめ △+





時代背景を考えると150年ぐらい前のおはなしだろうか
しかし登場人物は天晴みたく「現代人」のわれわれと近いかんじで
これは「過去」を描く上で邪魔になる要素ですわな
というのも「過去の人物・時代」を描くということは
「後進性」がどうしてもあって、それが現代人のぬるさには
容認しがたいってのがあるからね、まあそこを誤魔化したりなんだり
ってのはあるし、「旧弊」を打破すること自体が物語の
モチベーションになるってところもあるしな。
で、「レース」はしてないのよね「ウマ娘」のように
どっちかというと「障害物競走」といったていだ
もちろんそのセンでも及第点まではいっているのよねえ
ウエスタンものとしてもかまわないし、別にレースも
手を抜いているわけではないしな
でもこのおはなしが到達したところは「天晴っちゅう天才がデレた」
ってとこに尽きるとおもうのね、そういうのがお好きな方は
「ミッションコンプリート」なんだろけどね
当作品はラブコメじゃないだろうからねえ。







とある科学の超電磁砲T
第25話 私の、大切な友達 とまとめ 〇





「神条さん」が「空気」なぶん(インデックスと併せてか)
周りのキャラがどんどん「立って」きてもうそれは
どれが「本編」か分からない状態になってるわな
まあいちおう「真説」のほうは「パワーゲーム」の
ツケの支払いをまかせていて「群像劇」のほうは
美琴とその「友達」が担当しているような状況だわな
そしてその間に「一方通行」があるような印象だ。
しかしまあその「お友達」陣の人格のすぐれたことよな
ちゅうわけで向かい側の「敵」はたいがいイカレ野郎なんだけど
それを「見物」として苦難を乗り越えながら撃退していくさまが
もう「芸」の域に達してしまったのでないかとおもう
今回は「科学」てき設定も完璧に消化しちまっていて
ハナシとしては「本編」を超えてしまっているとおもう
あるいは「神」じしんの言行録より「弟子」の言行録
のほうが信用されるようになってしまったような、そんな状況だ。







A.I.C.O. Incarnation
第12話 再生 とまとめ △++





この旅路の意味




最初に「学園パート」と「戦闘パート」が分かれていたのが
調度「2人分の別の視点」があることと一致するね
そしてそれが段階を踏んでついに一つになるっちゅうのが
この物語を「真剣に」見入らせる方便になっているかとおもう
しかしまあ極めてまっとうにそれをまっすぐにやってのけた凄さよな。
注目すべき点としてこのはなし「政府」が出てきてハナシに
エッセンスを加えてくるところがあるね、「異世界転生」では
ほとんどオミットする要素を真面目に扱うことでハナシの
「大きさ」に貢献していたかとおもう、「黒部」のあたりとか
ロケーションもばっちりでなんなら「ジビエート」よりも
「和風」を感じられたのではないだろうか
このおはなしも結局橘あいこ(元人物)とその家族
そしてアイコが救われておしまいっちゅう「世界の救済」
ってほどのことはないのね、でもその小さな救いで
ボク自身はまったくもってきわまってしまって
そして「物語」ってのはそういうモンだろって原体験を
想い出させてくれただけでも少なくとも「意味」はあったとおもう。






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