◇ 自然災害から紛争・戦争まで = 人間は未来を推測することは出来るが、完全に予知することは出来ない。だから常に予測不能の事象に脅かされているのだが、それにしても2024年は不明なことが多すぎる。そんななかで経済問題に限れば、まだある程度の推測が可能だ。たとえばFRBはことし何回か利下げし、アメリカ経済は不況に落ち込むことなくインフレの克服に成功する。その確率は5割を超えるかな--というように。
また日銀は4月以降にマイナス金利政策を離脱、日本にも「金利のある世界」が復活する。これによって経済は活性化するが、株価は一時的に下落するかもしれない。一方、ヨーロッパ経済はインフレが収まらず、ECB(ヨーロッパ中央銀行)は金融緩和に踏み切れない可能性がある。さらに中国経済は成長率を4%前後にまで落としそうだ。--こんな推測も成り立つに違いない。
ところが経済から離れてみると、予測不能の問題がなんと多いことか。たとえば地球温暖化がもたらす異常気象。23年も洪水や干ばつ、山火事などが異常に多く発生した。ことしは、どうなるのだろう。世界が温暖化ガス防止のための有効な対策を打てない状況からみて、自然災害の猛威はさらに激しくなるのか。それが人間の生活にどんな影響を及ぼすのか。残念ながら、全く推測できない。
視野を人類の紛争や戦争にまで広げると、予測はさらに困難さを増す。ウクライナ戦争やガザ戦争の行くえは、誰にも判らない。ロシアとNATO(北大西洋条約機構)との全面対決、イスラエルとイランの直接交戦、朝鮮半島での緊張、台湾を巡る危機・・・。こんなに多くの問題を抱え込んだことが、かつてあったろうか。問題が爆発する可能性は小さいかもしれないが、確率はゼロではない。年頭に当たって、こういう考え方も頭の片隅に入れておきたい。
また日銀は4月以降にマイナス金利政策を離脱、日本にも「金利のある世界」が復活する。これによって経済は活性化するが、株価は一時的に下落するかもしれない。一方、ヨーロッパ経済はインフレが収まらず、ECB(ヨーロッパ中央銀行)は金融緩和に踏み切れない可能性がある。さらに中国経済は成長率を4%前後にまで落としそうだ。--こんな推測も成り立つに違いない。
ところが経済から離れてみると、予測不能の問題がなんと多いことか。たとえば地球温暖化がもたらす異常気象。23年も洪水や干ばつ、山火事などが異常に多く発生した。ことしは、どうなるのだろう。世界が温暖化ガス防止のための有効な対策を打てない状況からみて、自然災害の猛威はさらに激しくなるのか。それが人間の生活にどんな影響を及ぼすのか。残念ながら、全く推測できない。
視野を人類の紛争や戦争にまで広げると、予測はさらに困難さを増す。ウクライナ戦争やガザ戦争の行くえは、誰にも判らない。ロシアとNATO(北大西洋条約機構)との全面対決、イスラエルとイランの直接交戦、朝鮮半島での緊張、台湾を巡る危機・・・。こんなに多くの問題を抱え込んだことが、かつてあったろうか。問題が爆発する可能性は小さいかもしれないが、確率はゼロではない。年頭に当たって、こういう考え方も頭の片隅に入れておきたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます