経済なんでも研究会

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今週のポイント

2022-11-07 07:47:19 | 株価
◇ 中間選挙と消費者物価 = ダウ平均は先週459ドルの値下がり。水曜日にFRBが0.75%の利上げを発表した割に、下げ幅は小さかった。終り値も3万2000ドル台を、がっちり維持している。利下げはすでに織り込んでおり、むしろ10月に14%も上げたことへの反動だったのかもしれない。なにしろ10月の月間上昇率は、1976年1月以来46年9か月ぶりの大きさだった。

日経平均は先週95円の値上がり。ニューヨーク市場が軟調でも、追随せずに頑張った。終り値では2万7000円台をキープ。こちらの10月の上昇率は6.4%だったから、反動も起きなかったようだ。ただ海外からの買い注文は少なく、国内の個人投資家が好業績の銘柄を物色買い。それに企業の自社株買いが加わった。

アメリカでは7-9月期決算の発表がヤマを越えた。純利益ベースでは、予想を上回る企業が全体の74%に達している。ただし巨大IT企業と不動産関連は完全に業績が悪化、株式も売られている。こうした陰りが、これからどこまで広がるか。そして市場がさしあたり注目するのは、8日の中間選挙と10日に発表される10月の消費者物価ということになる。

今週は8日に、9月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。9日に、10月の景気ウオッチャー調査。11日に、10月の企業物価。アメリカでは10日に、10月の消費者物価。11日に、11月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が7日に、10月の貿易統計。9日に、10月の消費者物価と生産者物価を発表する。なお8日は、アメリカの中間選挙。

        ≪7日の日経平均は? 予想 = 上げ≫


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