◇ 暗くなった株式市場 = 株式市場は三方をカベに囲まれ、にわかに薄暗くなった。南ヨーロッパの政治不安、資金流出に悩む新興国、そしてトランプ大統領が火を付けた貿易戦争。もう一方からは好調な企業業績という明かりも差し込んでいるが、3つのカベで世界同時好況の条件が崩れれば、この明かりも光を失う。加えてアメリカの追加利上げと米朝首脳会談。6月の市場は、波乱含みのスタートとなった。
ダウ平均は先週177ドルの値下がり。日経平均も279円の下落だった。大きな3つの悪材料が重なったにもかかわらず、この程度の下げで済んだのは、企業業績が下値を支えたからだろう。ただ嫌らしいのは、これら3つのカベはいずれも短期間では消滅しそうにないこと。したがって市場に漂う重い雰囲気は、当分の間続くと覚悟する必要がある。
加えて来週は、米朝首脳会談とFRBによる追加利上げが実現する。米朝会談の開催は株価にとって好材料だが、これで万事が解決とは誰も考えていない。アメリカの追加利上げは景気がいい証拠とも受け取れるが、その後の引き締めテンポが速まるという警戒感を強めるだろう。いずれにしても、株式市場は梅雨入りした。
今週は5日に、4月の家計調査。6日に、4月の毎月勤労統計。7日に、4月の景気動向指数。8日に、1-3月期のGDP改定値、4月の国際収支、5月の景気ウォッチャー調査。アメリカでは5日に、5月のISM非製造業景況指数。6日に、4月の貿易統計。また中国が8日に、5月の貿易統計。9日に、5月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ダウ平均は先週177ドルの値下がり。日経平均も279円の下落だった。大きな3つの悪材料が重なったにもかかわらず、この程度の下げで済んだのは、企業業績が下値を支えたからだろう。ただ嫌らしいのは、これら3つのカベはいずれも短期間では消滅しそうにないこと。したがって市場に漂う重い雰囲気は、当分の間続くと覚悟する必要がある。
加えて来週は、米朝首脳会談とFRBによる追加利上げが実現する。米朝会談の開催は株価にとって好材料だが、これで万事が解決とは誰も考えていない。アメリカの追加利上げは景気がいい証拠とも受け取れるが、その後の引き締めテンポが速まるという警戒感を強めるだろう。いずれにしても、株式市場は梅雨入りした。
今週は5日に、4月の家計調査。6日に、4月の毎月勤労統計。7日に、4月の景気動向指数。8日に、1-3月期のGDP改定値、4月の国際収支、5月の景気ウォッチャー調査。アメリカでは5日に、5月のISM非製造業景況指数。6日に、4月の貿易統計。また中国が8日に、5月の貿易統計。9日に、5月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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