魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

上手く伝えること

2015年04月24日 | ワイン ~2019年
先日とあるカフェに入って本を読んだりしてまったりとしていたら、市議会議員の
立候補者が店のそばに来て演説を始めてしまった。

もちろん民主主義社会なので、それは当然のこととして受け入れなければならない
のだけれども・・・


でもね、まったりした時間はぶち壊しだった。

候補者は行ってしまったあげく、私はその方の名前すら思い出せなかった。


今度の日曜日に投票が迫り、必死に訴える選挙カーが通り過ぎるのだけれど、名前だけの
連呼はもうやめましょうよ。意味ない。

多分、立候補者本人や運動員は、そのルートを通って、その区域の人達にはOK、訴えた
「つもり」でいると思う。・・・でも多分そんなことはない。
本人の顔すらわからないし。

車では移動速度が速すぎて、話にならない。


ここは自転車かバイクの速度だ。他の車にも邪魔にならないように。

議員になったらやりたいこと、公約を10個くらいあるとすると、10mおきに立ち止って
2個づつくらいと自分の名前を言って、さらに10mくらい先で別の2個と名前を言って・・・
繰り返し~

・・・な~んて考えてみるのだけれど、それとて上手くいくかな???

極めてコンパクトに、分かりやすく訴える、伝えるということの難しさを、選挙運動を
通して、あらためて考えさせられます。


私の場合もワインの味わいを伝えるうえで、上手く伝わっているのかどうか?
そんなことをつい考えさせられてしまいました。





さあ、今夜はこれ。安ワインです。




2012 ガリトス(アデガ・ド・ボルガ)
  (ポルトガル、赤、千円未満)

セパージュ(ブドウ品種の構成)はアラゴネス、カステラン、トリンカデイラとなっています。

アラゴネス=テンプラニーリョ種のようです。この辺りは地方によって結構ブドウの
呼び名が変わっていくようなのでなかなか理解できません。


さてワインですが、香りはイチゴ、カシス、チェリーの瑞々しいフルーツが主体です。
あまり深みも感じません。

味わいも意外と素直できれいなフルーツが特徴です。複雑味や深みはありませんが、
やや軽めで嫌味なく飲むことが出来ます。薄くペラペラではなく、ある程度はボディも
あって、ちょっとだけは飲みごたえもあります。

この価格帯としては(700円程度)まあ、良しと言えるでしょう。
家の中にお酒が何もなくてもがくといけないので、こんなお手軽ワインを常備して
おくといいかと思います。

・・・・・やっぱり上手く書けません、いや美味く書けません。

コメント
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