魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

甘いの反対は辛いではない!

2015年04月04日 | Weblog
少し前の記事で

梅が枝餅に反抗する(クリック)というのがありました。

その中でトウガラシ的辛さとあんこの甘さは共存することを書きました。

ずっと前からおかしいな、と思うことがあって、それが

「甘いの反対は辛いではない」ということです。


甘いの反対は「甘くない」(甘さがない)ですね。


そして辛いの反対は・・・やはり「辛くない」です。

「辛さ」にはいろんなタイプがあって、塩系、トウガラシ系、和カラシ系、ワサビ系、
コショウ系、などなど・・・。

それぞれに辛さの風味が違っていて、刺激的だったり痛くてヒリヒリしたり・・・
そんなたくさんの刺激系を「辛い」と便宜上表現しているだけにすぎません。
(刺激味というのもあっていいかもしれません

つまり「辛くない」としか言い様がないでしょう。



清酒もよく「甘辛」を言います。
これはある清酒の裏ラベルです。


これはあくまでも平易的に書いたものであって、実際に清酒の甘味は(糖分ですから)感じても、
辛味は感じません。はっきり塩味がするわけでも、トウガラシのような辛さもありません。

あるのは酸味です。ですから酸味が結びついてシャープになる、切れや輪郭がはっきりする、
ということです。辛いわけではありませんよね。

そのあたりの表現はいつもちょっと不思議だったり、表現方法の難しさに悩むところ
ですよね。

さらに味というものの7~8割は臭覚で感じているのでますます難しい。



さて、我らがV・ファーレン長崎、3位できてます。

明日(4/5)は栃木SCを迎えてのホーム戦、甘口なのか、辛口なのか???

多分勝ってくれるとは思いますが、私が応援に行くといつも勝てないのでどうかな。

苦味も酸味も辛味もない結果であることを祈りたいです。


でもそれらの味がない、甘口オンリーだと逆につまらないので、いろんな味を交え
つつ~の、最後に極甘口のデザートワインのように締められたら最高です。

V・ファーレン長崎の勝利を願います。


コメント
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