魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

なんば-デ・ボルトリPN

2017年09月23日 | 美味しいもの
宝町にある「アジアンカフェなんば」。



少し前にレモングラスが入らず、タイカレーが出来ないと嘆いていらっしゃいました。
でも入ったのですね~。



ここがカフェだとは誰も思うまい。

長崎でも貴重な本格カレー店だから。



さて、最近のメニュー。




タイカレーが出来るようになったので、マッサマンカレーをいこうかと思いはしたのだが・・・


ふと茶目っ気でオーダーしたのは「スパイシー黒豚キーマ」!

「ちょっと裏切ってすみません・・・」と言おうとした瞬間、店主が「たった今仕込んだので
スパイスが新鮮で生き生きとしてますよ」なんだそうだ。正解!



さあ、やって来ました。



しっかりとスパイシーで、しっかりと辛い。
(店主は私の辛さの程度をご存じで、適度に辛くしていただいております)


久しぶりのしっかりと張り、キレのある黒カレー。美味しく頂きました。
付け合せのナスとタマネギも酸味とさわやかさを与えて寄り添います。


先日のカモメ広場での「カレーマルシェ」(クリック)の話をしたところ、
店主はあったことすら全く知らなかったので驚きでした。

まあ、分かってても「出ることはない」だそうです。どうしてもクオリティが落ちるから、というのが理由。
ホントはこんな貴重な店こそ出店して欲しいんだけどね。
その分長崎のカレーファンが応援していくのがいいのかな。





そして夜はこれ。




2015 デ・ボルトリ リジョナル リザーヴ ピノ・ノワール
  (豪、ピノ種、赤、千円台後半)


香りはイチゴ、チェリーそしてジャム。ジャミーです。赤く弾けるような若さと
僅かに包み込むような革、白コショウ、青草。

味わいは若く、ピチピチとした果実味、そしてそれはとても軽い。
どこか儚く、でもどこかしっかりとあるようで、おぼろげな芯が柔らかくて可愛い。
平均台を渡るような、か細く怪しげな果実味は、意外としっかりとささやかに存在を
主張してきます。

これを良しとするか、弱くてダメと思うか、微妙なラインのワインです。
ピノ・ノワールファンの私としては、かまってあげたい系の、いや、自分が支えなきゃ
このワインは歩きながら倒れてしまいそう的?ファン心理へと傾くような、そんな儚さの中で生きています。


コメント
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