さて、材料は整いました。
わたしは、手元に2つのリース台を持っていました。外周の直径がだいたい28センチと38センチ。
リース台は、しなりやすく折れない枝だったら、どんな枝でも作れると思います。森や林の中にある、くずの枝の太いもの(茶色くなっている部分)だったら、簡単に手に入ります。隙間をしっかり作って、ゆるく編むのがこつです。わたしの作った2つのリース台はちょっときつく編み過ぎです。あまりきつく編むと、もみの木などを差し込みにくいのです。
今年は小さめのリースを作ろうと思い、28センチのほうを選びました。やや楕円形です。
(1)台を見て、どこを上にするか決め、ワイヤー2本でつり下げる部分を作る。
↑やや後ろのほうの何枝かをまとめてつける。1本にひっかけると、外れる可能性も。
(2)もみの木の枝葉を太い中心の枝から落とし、さらに小さくカットする。1つの大きさが6~7センチぐらいまでに。
(3)最初は、太い、枝葉の下の方の部分を使います。しっかりたっぷりボンドをつけ、台の枝と枝の間に差し込む。
差し込む向きに気をつけて。右側は台に沿って葉の先の方を上に。左側も台に沿って葉の先の方を上に。
最初はぐいぐい差し込んでください。ここがしっかり差し込んであれば、後が楽です。
もみの木の穂先部分だけを残しておきます。
(4)次に黄金ヒバもカットする。真ん中の一番太い幹以外は全部使う。
全体のバランスを見ながら、どんどん差し込んでいきます。台が隠れるくらい葉がついた時点で、間、間に差し込むときは、強く差し込まなくても、お互いのボンドでくっつき合い、うまくひっかかるようになります。
やはり、穂先の部分のみ、残しておきます。
(5)さらに、別のコニファーもカット。枝が太い部分の葉を差していく。
(6)最後に、もみの木、黄金ヒバ、コニファーの穂先の部分を、隙間に差していく。そのときに、切り口の見えている部分を隠して仕上げをする。
ここまで、約1時間の行程。
もみの木、黄金ヒバは使い切りましたが、実はまだまだ駄目です。「もっともっと盛らないとだめ」と、師匠の声が聞こえてきそうです。買い足しに行ってもいいですが、お金もかかるので、自分のうちにあるコニファーをカットしてさすことにしました。