(↑「紫陽花」の花が色づき始めました)
月曜日は雨の1日だったし、
久しぶりにゆっくり一人でお昼ご飯を食べようと思い、
自分のコックピットデスクに
買ってきたケンタのサンドとジンジャエール、
ポテトを並べたところ、
ふと PCの画面が目に入り、
「久しぶりにアマゾンプライムで映画でも見るか〜」
と思い立ちました。
そして選んだのが、
『ハウ』。
2022年公開の日本映画です。
「ハウ」というのは、
「ハウ」としか鳴けない大型犬の犬の名前。
動物ものの映画は、
感情を揺すぶるものが多いので、
精神的に元気な時でないと、
内容によっては感情が昂ったり、
落ち込んだりすることもあるので、
ちょっとドキドキしつつでしたが、
田中圭さんが主役で、
ハウ役が、俳優犬ベックというゴールデンドゥードルで、
でっかいけれど、愛嬌のある犬種。
思わず見入っちゃいました。
田中さんは、いろんな役のできる役者さんですね。
今回の民夫は、優しいけれどちょっと情けない公務員の男性。
そんな雰囲気をうまく出しておられました。
(↓ここからはネタバレを含みます)
結婚直前で彼女に振られ、
上司のちょいと無理やりな押し付けで
「ハウ」を飼うようになるのですが、
彼はそれで失恋の傷が癒されていきます。
ところが映画の早い段階で、
ハウと生き別れ(民夫は死んでいると思っている)になり、
映画の3分の2は、
別々の人生、犬生が描かれることとなります。
民夫は民夫で、
少しずつハウなしで立ち直り始め、
ハウはハウで、
青森から横浜までの800km近くを
民夫に会いたいがために
ただ走り続ける・・・。
しかし、ところどころで、いろんな立場の人に寄り添い、
助け癒していくのですね。
そして、
最後はお決まりの涙の再会と言いたいところですが、
一筋縄ではいきません。
スッキリしたラストではなかったのが、
また意味があったようにも思いつつ、
単純なわたしは、
そのまま、
「ド・ストレート」な終わり方で良かったのではとも思ったり。
先に書いたように、ハウは行くところ行くところで、
悲しみの中にある人に寄り添う場面が多いのですが、
ハウの側から見たら、
近づいていったどの人たちも本当に温かいのですね。
よく知っている近所の犬のように接し、
餌を与え、身体を拭き、手当てをして、
寝るところまで提供してやる人たち。
人間と犬との共存・共生の関係は、
思いのほか深いものだと教えられます。
何百キロと離れてしまった犬が、
飼い主の元に自力で戻ってくること自体、
あり得ないシュチュエーションだなと思いつつ、
さらには最後には出会うのだろうなと想像していても、
途中は、なんとか帰ってきてほしい、顔を見てほしいと
走っているハウを見ながら必死に念じているわたし。
俳優犬ベックは、その好演によって、
田中圭を横に追いやり、
自分自身が主役の席にチョンと座った
そんな大物の風格、存在感がありました。
吹き出してしまうようなユーモアも
所々に仕込んであって、
子供たちとゆっくり見ることのできる
良質の映画だと思いました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ル・ポール・ロマンティーク」、
2年ぶりにたくさん花が咲きましたが、
残念ながら、雨で枝が折れたり、
下を向いてしまったりで、
ちょっとかわいそうでした。
実は色も全く濃くならず(最初の写真のが今年、次のが2020年)。


結構せっせと液肥もやったのですが・・・。
同じ花とは思えませんね。
これってどういうことなのかなぁ〜。
誰か詳しい方がおられましたら、お教えください。
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