ぽっかり浮かぶ雲
(エキサイトブログ「幻に魅せられて」)より
おーい、雲よ・・・・と
空を見上げて呼びかけた詩人がいた
ゆうゆうと
馬鹿にのんきそうじゃないか
雲よ、お前のことをいっているんだよ
どこまでゆくんだ
ずっと磐城平の方までゆくんか
詩人の方ものんきそうだよね
ところがさ、そうでもないんだ
父親とお祖父ちゃんの仲が悪くて
つらい少年時代だったのさ
「雲」は詩人の憧れだったのかもね
丘の上で
としよりとこどもと
うっとりと雲をながめている、なんて
詩人の心の中が覗けそうじゃないか
その人の名は山村暮鳥
静かな山村の
夕暮れの空に飛んでいく鳥、と
仲間が付けてくれたらしい
キリスト教の伝道師でありながら
おーい、雲よと自然に語りかける
森羅万象にシンパシーを示す詩人を
異端と非難する声のなんと多かったことか
ああ、苦難の人生を歩みながら
雲もまた自分のようだ、と詠む
自分のようにすっかり途方にくれているのだ
あまりにあまりにひろすぎる空の中で
涯のない蒼空なので
おう老子よ、こんなときだ
にこにことして
ひょっこりとでてきませんか
暮鳥さん、暮鳥さんこそ平成の世に
ひょっこり出て来てくれませんか
雲のようにゆうゆうと浮かびながら
傷ついた空を癒してくれませんか
自然を読む、何んとすばらしい事かと思います。
二度読みしてます。理解が遅くなりました。
とくに初夏から盛夏にかけては、画像のような綿雲が頭上を流れていくかもしれません。
ぽっかり、ほっこり、見上げる人の心をやさしい気持ちにする雲を、みんな待っているのだと思います。
ありがとうございました。
海山人と、申します。 ブログに訪問、そして画像使用許諾の件
どうぞ、お使いください。 ^^
ポエム、、素敵ですね~♪
綿雲の無料壁紙など探してみましたが、今回の画像は圧倒的に魅力的で、拝借できたことは大変うれしく感謝しております。
貴ブログにも時々お邪魔させていただきたく、これからもよろしくお願いいたします。
益々のご発展を願っております。ありがとうございました。
昼間は雲に親しみ遊ぶ気分ですが、夕方から夜の散歩では星が散らばる宇宙に同化するような、あるいは大口を開けて息を吸い込むとき宇宙の気を体に入れるような気持になれて、なにかとても落ち着きます。
自分も宇宙の欠片(かけら)の一部なんだなあーと。
体の隅々まで宇宙の気を取り込んで、同化するなどという感覚は、しばらく忘れていました。
でも、そうした場面での爽快な気分は思い出せますよ。
夜、星★を見上げると、確かに自分は今生きていて、宇宙のかけらなんだなあという実感が湧くと思います。
ぽっかり浮かんだ雲が、いつのまにか流れて行く。
頭上にはもう別の雲が寄ってきて、空に動きがあることを感じ取る。
子供の頃、初めて自分を取り囲んでいる世界に気づいたときの驚きも、素朴であるだけに懐かしい。
空は昼も夜も、人間にとって命の泉みたいなものなんでしょうか。
ありがとうございました。
田舎では
寝そべって雲と海を見る時間が長くなり
時々現実と仮想の世界が
わからなくなることがあります
ある人から聞いた話は
「雲は自然界からのメッセージだから
時間がある時は雲を見なさい
何か教えてくれますよ」って
若い頃は意味が解らなかったのですが
最近はおぼろげながらに
分かりかけてきたような気がします
(インスピレーションですが)
それと
雲って同じ形は2度と見れないので
どうしても人生の時間と重ねて見てしまいます
ブログ「幻に魅せられて」の海山人様の雲と
ポエムが解けるように交じり合って
とても素晴らしく感じ入りました
大人になると、空を見上げる時間が少なくなるといいます。
建物で視界が狭められ、また仕事に追われて時間的な余裕がなくなるからでしょう。
そうした中、寝そべって空と海を見る時間が長くなる・・・・ということは、いつも見させて頂く高台のお宅からの素敵なロケーションにも由来しているのだろうと想像しました。
また、雲は自然界からのメッセージとは、説得力のある言葉ですね。
人生を重ねてきて、より理解の深まる熟成された時間。
場所と時間と双方を取り込むことのできる恵まれたポジションに、自然からの更なる祝福があると思いますよ。
お借りした雲の画像には、こころから魅せられております。
嬉しいコメントに、ともども感謝申し上げます。