リアトリス
(城跡ほっつき歩記)より
リアトリスが暑い熱い盛りに咲きました
長い首を伸べて野原を見まわしています
北米生まれの野草ですが
帰化してもう100年ほどになるでしょうか
長い首をもたげて野原に群れるものだから
麒麟菊とも呼ばれるようです
花や葉っぱを何かに見立てて
名前を付ける名付け親がいるんですね
そうそうリアトリスにはもう一つ別の名が
百合薊というらしいです
たしかに花はアザミに似ていますし
葉っぱはユリに似ているそうです
さて、ここまでは植物に詳しい人の解説
付け加えるものは何かあるでしょうか
ふと平和の意味を考えました
植物も動物も平らな野で和むのを夢見ているのだ、と
チョウチョが舞いトンボが飛ぶ
そうした野原がみんな欲しいのです
地雷が埋められていたり
狙撃兵が潜んでいる野原は欲しくないのです
怒りの源を探ることなく
揶揄して見せることに意味があるのでしょうか
万が一にも地雷が爆発したら・・・・
平らな野原が平らでなくなったら・・・・
人間の心理を読み切れると思う人にお願い
どうか、この諍いの結末を教えてください
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キリンギクには2年前の夏に陽炎や逃げ水も発生する暑さの最中に盆地気候の会津若松市内郊外でで対面いたしました。
半ば冗談に近いような外見の植物でしたが、おそらくは進化の過程で気候風土に適応するために少しずつこのような形態になっていったものと思われます。
この撮影の時にはまだ朝のうちの行動でしたが、この年の会津盆地での夏の暑さは厳しく、この後は水分補給には心掛けつつも半ばへろへろになりつつ城館めぐりをしたという記憶があります。
また一般的にはこうした穂状花の場合の開花は下から上に向かって順番に咲いていくはずなのですが、本種は逆に上から下へ向かって咲いてゆくという性質を有しているそうですので、このため今ぐらいの時期になりますと些か見栄えに難も出てくるようです。
植物が有する「しなやかな進化」を深く受け止めねばならない時代ですね。
いつもご紹介いただき有難うございます <(_ _)>
考えてみれば、地球上の植物の進化は実に緩やかですが、それをしなやかと感じる感性に共鳴しました。
もっとも、このところの環境の変化は著しく麒麟菊に限って穂状花の咲き方に異種が現れたと解釈すべきなのでしょうか。
いずれにせよ、身近に植物を観察していると、さまざまな発見があるのでしょうね。
今回も珍しい画像を使わせていただき、ありがとうございました。