早暁同級生の夢を見る。早世してしまった彼らが元気に出てきた。田舎の風景も昔のままである。すっかり変わってしまったのに、、、
12歳で田舎を離れても、それまでの想い出が次から次へと鮮明に現れる。目覚めて不思議な気分となる。帰省したくなったが、友達はもういない。犀星の詩を口ずさむ
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたうもの
よしや
うらぶれて異土の乞食(かたゐ)となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや