焼津には、小泉八雲の記念館がありました。ここのところ、行くとこ行くとこハーンだ。
ギリシャ(ハーンのかあちゃんのふるさと)、日本に来て島根、熊本と住んだ場所、
青梅では雪女にまつわる場所、旅行をした三角、そして何度も夏を過ごしたこの焼津。
このブログを探してゆけば、みんなありますよ~。
ちなみにハーンが通った大学のある英国のダラム、幼少時代に暮らしたアイルランドの
ダブリンも行ったことがあるぞ。こりゃハーンの研究者なみだネ^^;
入館は無料でした。えらいぞ焼津!
ちなみに小泉八雲は夏のバカンスで訪れた焼津が気に入って、晩年は毎年滞在した
そうです。これらの遺品はあとから収集したのですかねェ。
ダブリンの父親の家は、タウンハウスというB&B(安宿のこと)になっているそうです。
どうやら俺がダブリンを訪れたときに御贔屓にしていた宿のすぐ近くらしい。ちなみに
父ちゃんは軍人で、ギリシャ滞在中にそこの娘と結婚。明るい太陽の地中海からどんより
暗くて寒いアイルランドに連れてくるだけでなく、自分はまた外国に遠征して妻子を
おいておくもんだから、奥さんはうんざりして幼いハーンを置いてギリシャに帰って
しまうのです。そりゃ鬱病にでもなるよ、ホント。
両親不在のハーンは金持ちのばーちゃんに育てられましたが、のちにばーちゃんは投資に
失敗して破産。誰にも頼ることのできないハーン青年は、米国に渡って記者になり、
それから日本へと渡ってきて、ついには島根でそこの娘と結婚するわけだ。
こういう海辺の民家に夏休みを利用して滞在し、のんびり焼津の街を散歩したり、海で
泳いだりしたそうです。海で仰向けに浮きながら煙草を吸っていたそうですぞ。
うしろに写真で立っているのが、焼津の魚屋さんの山口乙吉さんです。実直で親切、
ハーンは大好きになって、彼の家の2階に逗留したわけです。しまいにゃ焼津に別荘を
建てたい、と彼に頼むわけですが、54歳の若さで死んでしまったのでした。