焼津から静岡にやってきました。前回こちらに来たときにレポートしましたが、静岡は
郊外に巨大ショッピングセンターを作らせない政策をとっているらしく、街が空洞化せず
賑やかです。ああいう施設の売り上げは、9割方県外に吸い上げられてしまうらしく、
地方都市としてはほとんど自殺行為なんですよね。
ホテルのチェックインタイムまでは時間があるので、ぶらりと駿府城にやってきました。
お城は残ってなくて公園になっており、わずかに櫓だけです。その後ろには巨大な
お役所がそびえ立っています。皇居だったら「見下ろすなんて失礼な」と作らせない
でしょうけれど、今は亡き徳川さんの跡地ですから遠慮もクソもねえなあ^^;
城址は市民の憩いの場所になっています。ちと寒い。
おお、家康さまが。
昨日のスナックで、ママさんが「静岡は気候も温暖で食べ物も豊富だから、みんなのんびり
していて、エライ人が出ないのよ」とおっしゃっていました。「家康さんがいるじゃ
ないですかぁ~」と指摘すると、「そんな古いんじゃなくて!」と言われました。(^益^;
さっきのそびえ立つ市役所の前を通ったら、「無料展望台」と書いてあったので上って
みました。入口でヒマそうな警備員さんにご挨拶。「展望台ですか~。どうぞ~」と
のんびりムード全開。ご覧の通り、誰もいませんでした。
海方面。静岡は大きな街です。
俺と同じようにヒマそうな中国人男性若者2人が横に来ました。化粧品くさっ!
即逃げる。逃げられない満員電車だとか、混んでる居酒屋のカウンターだったりしたら
地獄だよなー。近年老若男女問わず、スメハラ増えてねーかー。
先日、ワインバーで「香水などの匂いのきつい方はご遠慮下さい」って書いてあった
から、苦情も増えてるのではないかね。
逃げてきた反対側の山方面。曇っているから富士山は見えませんでした。
そのあと駅前の美術館でやってた「ターナーからモネへ」を観る。やっぱり街が元気だと
そういう文化も楽しめますよねえ。
というわけで、ホテルでひと休みして夜の酒の時間を待つ。
とりあえずテレビをつけてみると、「水戸黄門」をやっていた。普段はテレビを観ない
私なんですが、こうやって旅行をしたときには「あさイチ」と、夕方の「サスペンスドラマ」
か「時代劇」、とくに「水戸黄門」を見る確率が高い。
コウモンさまは、子供の頃に見た東野英治郎ではなく、西村晃でした。話の内容は、悪代官に
ひどい目にあう苦労人の母親とかわいい娘(お花ちゃん的な)、お花ちゃんにホレている
好青年(佐吉としておこう)を、コウモンご一行が助けるというベタなストーリー。
佐吉が「この仕事さえ済めば、おっ母さんにお花ちゃんをお嫁にくださいって言うんだ」
なんて言って、お花ちゃんはかわゆい頬をポッと赤くするんだよ。おぢちゃんはそれを
見ていて、由美かおるの入浴シーンなんかより萌えー!ときたもんだ。