苫小牧最後の見物は美術博物館。マンモスの像やらアイヌの歴史などの常設品を
見ましたが、写真撮影禁止なので、ここでは私がお伝えするだけ。
このときの企画展は開拓時代の鹿肉缶詰工場の遺品でした。帯広で晩成社のを
見ましたが、同じように初期の方々が苦労したという話。エゾシカの缶詰は
海外の万博に出品して立派な賞をもらったりしたのです(表彰状が展示されて
いました)。しかし乱獲のおかげでエゾシカは激減。会社はすぐに立ち行かなく
なってしまいました。
工場跡地から掘り出された機械や道具、錆びた缶詰などが展示されていました。
これだけガラガラなんだから、写真撮ってもいいじゃないかなあ~。
というわけで、登別へ移動するべく苫小牧駅に戻ってきました。
少し時間があったので、駅前にあった「DON DON」という伝統的喫茶店でナポリタン。
近年東京ではすっかり食べられなくなったですからねー。日替わりランチでハンバーグ
などをお勧めされましたけれど、これをメニューに見つけてははずせねえ。ちなみに
古典的な洋食屋さんでは、「ハンバーグステーキ」とか「ピザパイ」と言わなければ
なりません。(^益^)b
コーヒーも旨かった。どうやら常連さんたちが沢山いる人気の店のようで、けっこう
店が一杯になっていました。てきぱきと頑張っているママさんもいい感じでした。
これだけ大きな駅なのに、まわりを見ても銀行がない。現金が尽きて来たのでATMを
探しに駅の北側へ。
駅に直結したMEGAドン・キホーテ。もんのすごくデカい。町中の人たちも、郊外からでも
み~んなこういう巨大ショッピングセンターに来るもんだから、街の商店街がみ~んな
寂れちゃうんだよ。だから俺は絶対こういうところで買い物はしません。ATMくらい
あるだろうと入ってきたけれど、広いフロアだなあ~。
うわー!地平線まで売り場じゃねーのー?俺も小さい子供を連れてたりしたら、喜ぶ
だろうから来ちゃうかもなあ~。
子供の頃、こういうゲームコーナー大好きだったからなあ。。。
というわけで、広い店内をたっぷり歩いて現金を補充し、次の目的地は登別温泉。
意外とたくさんの観光客が降りてゆきました。寂れた古い温泉地だと思っていたが?
はるかむかし、クマ牧場行きました。歩いてはいけなそうな距離だねえ。
温泉宿はネットで予約しておきました。ここから車で15分くらいでしょうか。送迎を
お願いしておいたら、きちんと宿の青年が来てくれていて、声をかけてくれました。
車中で旅の目的などを聞かれたので、震災復興応援もかねて、泊まって飲んでを続けて
いると言ったら笑って感心していました。公共交通機関を使って、前日は苫小牧で翌日は
室蘭。これだけスローな旅は珍しいかもしれません。聞けば昨年の地震以来、この
1~2ヵ月でようやく再開した宿や店も多いとか。ちょうどいいタイミングだったか。
なので昼は地元の食堂、そして喫茶店。夜は居酒屋なんです。
地元の商店などを使うわけですね。じゃあスタバなんか入らない?
絶対入りません。
ははは。明日に室蘭なら、あそこはいい喫茶店がありますよ。
「英国館」といって、なかなか味わいのある店です。
そりゃあいいこと聞いたなあ~。
と、次の街の情報もゲット♪
「いい湯だな♪」にも出て来た登別温泉。さすがにこういうところではビジネスホテルや
居酒屋ではない。
部屋は広くてひとりではもったいないほど。暖房も石油で温風が出てくるやつではなく、
セントラルヒーティングっつーの?空気が異様に乾いたり二酸化炭素中毒になりそうに
なったりはしないやつ。温泉はさすがに広く、湯舟がいくつもあって「ぬるめ」「適温」
「熱め」といろいろあったのも嬉しい。混浴じゃねーけどな。。。