夜の酒は、佐原から船橋へ移動です。
帰り道なので、船橋とくれば「三番瀬」に来なければ。ここのおやじさんは、「どうだ!」
という日本酒の品揃えをしています。コレをまず飲んで、その次がアレで、あっちも
いかねばならんな、と最初は少しばかり興奮状態になります。
そこで若いカポーが入ってきて、女のほうが「やってますか?」と念を押す。そりゃ~
コロナ騒ぎで休業してたりするところもあるだろうが、暖簾が下がっていて、先に飲んでる
客が視界に入ってるだろうに、おやじさんはきょとんとして「やってますよ」と答える。
すると男のほうが、「これでもか!」とホワイトボードに日本酒の銘柄が並んでいるのが
目に入らぬか、「焼酎ください」という。おやじさんは少しピキッとしつつ、店のはじに
置いてある(!)ビンを指さして「あるよ」と素っ気ない返事。(いちおうあるんだな!)
「芋ください」というと、おやじさんは「麦だけだな」という。地雷を踏むというか、
一流の美容師に予約をとって「丸刈りにしてください」というか、高級ワインバーの
カウンターで「ビールはないのか」といった客を見たこともあるけれど、おやじさんは
怒り出さないかな、とヒヤヒヤしていたら、おとなしく麦焼酎を出していました^^;
クロダイであります。ここは徹底した魚自慢の店。この日は残念ながら「なよし」や
「まごち」といった俺の好きな白身魚が入っていませんでしたが、これも絶品です。
ここのおやじさんは、痛みが早い魚や、小骨を取るなど下ごしらえに手間がかかるものも、
労を惜しまずに提供するという素晴らしい職人気質の料理人なのです。
刺身、煮物、焼き物と魚料理がずらりと書かれているのに、若いカポーは魚以外のものを
注文していました。。。さすがにおやじさんは、少し遠慮がちに「この店は日本酒と魚が
自慢なんだ」と話しておりましたよ(^益^;
コノシロです。九州でよく食べますが、東京では(ここは千葉だけど)なかなか
食べられる店がありませんね。あとから女将さんが、「ご飯と海苔で食べるとおいしい」
と準備してくれましたー。
さて一軒目は魚だったから、今度は焼き物自慢の店に。「大松」へ。
これがまた路地裏の一番奥にあるんだ。知る人ぞ知る名店。
うまい日本酒を飲んできたから、今度はホッピーだ。職場の同僚でお嬢さん育ちの人と
飲むときは、そういう人だからだと気を遣ってオサレなワインバーや落ち着いた日本料理の
店に行ったりします。しかしあるときたまたま大衆店に行ったとき、俺がホッピーを飲む
のを見て、「さきち・さんもそういうの飲むんだ!」とカナーリ驚かれたことがあります。
ヒッヒッヒ、ダンディーでセレブちっくなカチコイイ紳士と思われてたのかな(^益^)ケケケ
ここは女将さんが店を切り盛りしていて、その娘さんが焼き鳥を焼いています。
その姿が健気で素敵なんです。おじさんが若い娘さんにあんまり見とれては失礼。
女将さんにハエたたきでぴしゃっとされはしないだろうけれど^^;
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