さきち・のひとり旅

旅行記、旅のフォト、つれづれなるままのらくがきなどを掲載します。 古今東西どこへでも、さきち・の気ままなぶらり旅。

JR日高線に乗って鵡川から苫小牧へ

2019年03月26日 | 北海道シリーズ



お~久しぶりの列車。やっぱりバスより列車のほうが風情があっていいなあ~。



現在はここが終着駅になっているので、下り方面の線路は錆びて茶色。駅員さんが、
いまは所によって徐行運転をしているので、少し遅れるかもと伝えてくれました。



列車がやってくると、ちょっとホッとした気分になります。



途中の無人駅。静内で「切符ありますかっ!」と怒った駅員を思い出す。



おー、駅舎というか待合室というか、かわいい古い車両を使っているところがイイ。



苫小牧が近づいてくると、工場が見えてきました。



苫小牧は学生のとき、東京湾からフェリーに乗って24時間かけてやってきた以来。
あんときゃ酒なんて飲み歩かなかったなあ~~。



ありゃ船から荷物をおろすクレーンか。キリンさんかスターウォーズのなにやらみたい。



苫小牧の人にとっては、あの煙突が原風景なんでしょうねェ。



というわけで、苫小牧駅に降りました。帯広以来の大きな町です。


JR日高線代行バス 鵡川へ到着

2019年03月25日 | 北海道シリーズ



JR日高線代行バスは、日高門別駅に到着しました。街道を走っていたら急に住宅地に
入るので、「ああ駅が近いんだな」とだんだんわかってきました。しかし廃線になったら
こういう駅舎、バス停として残すのかな?



お~牧場。子馬がカワイイ。



サラブレッドも枯れ草をもしゃもしゃ食ってて、あんなすごい筋肉になるのかな。
カロリーぜんぜんありそうにない食料で、かけっこしたり人を乗せたり畑を耕したり、
お馬さん、ありがとうございま~す。



なんか片寄った構図だけど、バスに乗っていて「あっお馬さんだ!」と思ってカメラの
電源を入れて、走るバスの窓越しに撮っているんだから、そこんとこさっぴいて下さい~。



北は山が連なる海岸線なので、次々に川が海に流れ着いているところを通過します。
バスや電車で走っていると、まるでハードル競争みたいに川の障害があるという感じ。
そして大きな川だと、そこの河口には町が出来ているのです。



ここも突然狭い田舎道に入って行くので、先にバス停があるわけです。



線路から離れて海岸線から遠いところを走ると、普通の路線バスのよう。



鵡川の町に入ってきました。これでようやく代行バスの旅は終わりです。長かった~。


JR日高線代行バス 崩壊した線路

2019年03月24日 | 北海道シリーズ



新冠から日高線代行バスはさらに海岸線を進みます。このあたりはあちこちに牧場が
あります。左のほうにお馬ちゃんが2頭。



線路をまたぐとこんな感じです。復旧は難しそう。でも三陸鉄道もこんな感じに
なっていましたが、この度開通しましたからねえ。



土台がすっかりなくなって、線路が宙に浮いています。こりゃどうしたらいいのー。



線路の幽霊みたいですねェ。。。



駅だということでバスは停車。トンネルの向こう側にあるのでしょうが、律義にもと
駅があったところに止まるより、少し住民に便利なところにバスを止めてもいいような。



あれは馬小屋?もしくは飼い葉などを入れておく倉庫?あの屋根の形を見たら、
北海道に来たな~という気がしますね。



凍った川を渡ってゆきます。鉄橋も錆びないかしら。



このきれいに整地されたところは、有名な日高昆布を干すところですね。



ぐはっ! 台風の波って、こんな圧力なんだなあー。



橋桁だけ残っています。しかしこんな海べりに線路を敷くのもなあ。。。



日高線、元気なうちに乗っておくべきであった。


JR日高線代行バス 静内から新冠へ

2019年03月23日 | 北海道シリーズ



静内の朝を迎えました。この町には「アイヌ民族資料館」があって、そこにはアイヌの
英雄シャクシャインの像があるはずなのだが、ナント5月まで冬は閉館!



しかたなく、駅へ直行で苫小牧へ向かうことにする。駅前にはおウマさんの像だ。



日高線は不通になっており、代行バスは駅前のバスロータリーから出るわけだが、切符は
普通に駅内の自動販売機で買うことになっている。鵡川までバスで、そこから鉄道に
なるのだが、普通に通しで買うのである。値段も変わらないというわけだ。



さて切符を買って、まだ時間があるのでホームに出てみた。様似では駅が解放されて
いたし、ここも自動ドアが普通に開いたので写真を撮ろうと出てきたのだ。すると
切符売り場の窓口にいた駅員が勢いよく出て来た。「お客さん!切符ありますかっ!」と
お怒りの様子。

自動販売機で苫小牧まで買っていたので、それを見せ、「ホームの写真だけ撮ろうと
思いまして」と言うと、「線路には降りないでくださいねっ!」と口をとがらせて
戻って行きました。



降りね~よ。。。(しかし列車は絶対に来ないよ?線路おもいっきり錆びてるよ?)
まるで無賃乗車でもつかまえたような言い方w 入ってほしくなきゃ、なぜ自動ドアが
開くんだ?列車は不通なのに、ホームに入るには切符を見せてからなのか?



というわけで、代行バスは線路に沿って走ります。



こんな海岸沿いをガタゴト走っていたわけだ~。



これだけ海べりじゃあ波もかぶったろう。



街道からバスは突然住宅地に入ったりします。それは駅に行くからです。新冠に
着きました。ここは「レ・コード館」というのがあって、60万枚のレコードを所蔵
しているとか。「サラブレッドと音楽の町」が売りだそうです。今回は通過~。


静内の夜はサーロイン

2019年03月22日 | 北海道シリーズ



静内には夜に到着したので、ホテルに荷物を置いたらすぐに出動だ。こじんまりした
町だし、ホテルから夜の繁華街は近い。この町に来てみたかったのは、池澤夏樹の
『静かな大地』の舞台だからである。淡路島の士族が幕末に北海道開拓移民となり、
主人公の青年がアイヌ民族と共生の道を歩みながら牧場経営に奮闘するという話だ。

主人公は親しくなったアイヌの兄貴分に牧場を作りたいと話すと、そのアイヌは静内の
とっておきの土地を見せてやる。主人公は最適の土地だと喜び、すぐに日本政府に
登録の許可を願い出ようという。

そのアイヌは「誰にも見せたことのない俺だけが知っているこの土地を、今日初めて
おまえに見せてやった。それがどうして日本政府のものになるのだ?」と言う。
「いずれ次々に和人がこの土地にやってくるし、そうでないとロシアがやってくる。
だからしかたがないのだ」と主人公は言うが、アイヌはその答えに納得しないし、
主人公も納得してもらえるとは思えない。

その場面が特に印象的でしたねェ。



さて目指す一軒目は、肉料理を出す店だ。



おうおう、ここだー。



ドライはあまり好きではないが、この店のお勧めでマスターがサーバーから出して
くれるので頼むことにしました。サラダも美味しかったぞ。



サーロインステーキ!じつはメニューに「えりも短角牛サーロインステーキ 2000円」
とあったので、一番高いやつだけどこうなりゃコレだぁ!と言ってみたのですが、店の
おばちゃんは「これは200gからなんですよ」とすぐに注文を受けない。 む?
よく見ると「100g2000円」と書いてある。「ということは、200gで4000円という
ことですか…」「そうです(やや笑みを浮かべながら)」「では普通のサーロイン
ステーキをお願いします」
ということになったのであった。

そーねー、俺一人でそんなの食ってもなあ~。高額投資をしたくなるような人となら
食べてもいいけどなあ~。ん?下心まる出しでいらん?



肉とくれば赤ワイン。昼に食べた様似の寿司屋は月曜定休。こちらのステーキは水曜
定休。どちらも行きたかったので、宿泊の調整が難しかったのだが、結局昼と夜に
贅沢な食を一日で堪能することになったのでした。

おやじさんとの会話もなかなか楽しかったのですが、今日はビールとワインで余力を
残している。そこで2軒目情報を聞いてみた。しかーし、おやっさんはあまり外に
飲みに出ないという。静内の歴史を語ってくれるような大御所のいるスナックなんぞに
行きたかったのだが、「どこの店も新しいよ」とおっしゃる。それではな。。。



というわけで、ひとりふらふらと町を彷徨ったのだが、どうもピンとくる店がない。
結局この日は1軒で終わりということになったのでした。