千里山ブラウズ

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夏の終わりの地蔵盆

2006-08-24 00:19:59 | 千里山INFO
今日8月23日~24日は地蔵盆にあたります。千里山でも幾つかの地蔵尊の祠にお供え物が祭られ、明かりが灯されます。余夏の日差しの街中にも微かに柔らかな気配が感じられるのは伝統の不思議です。写真は千里山西6丁目のナオミ幼稚園から、線路に沿って北に歩くと見えてくる子安地蔵尊です。昔は地蔵盆には子供達がお菓子などを貰って家々を回る風習があり、夏休み最後の楽しいイベントだったようです。
「竹村学生服店」の横にある3体の地蔵尊 (延寿・子安・延命)も、新しい前掛けを着けて貰い、果物などのお供えに線香の香りと、閑かながらも華やいだ空気が辺りに漂っていました。
お仕事中のご主人にお話を伺いました。
「私が子供の頃は十三に住んでいまして、病弱だったものですから、両親が地蔵尊をお祭りしてくれました。昭和20年に千里山に引っ越した時に一緒に遷って貰いました。今は千里寺の住職さんに拝んで頂いております。この真新しい前掛けなどもお参りされる方が作って下さいました。千里山東から毎日お参りに来られる人もいらっしゃいます。」
参考サイトによれば、地蔵盆は京都に始まって近畿一円に拡がった民間信仰であって、東海や関東などでは見られないのだそうです。こちらでも子供達が主役の楽しい縁日だったことが詳しく出ています。