番組で東大の熊野宏昭先生がアドバイスされていたのは、先ずストレスと面と向き合って客観視することでした。人間関係や痛みなど多様なストレスに対して、「避けず、妄想せず」というキーワードでストレスそのものを観察することが大事で、避けることでいつまでもストレスの種を残したり、実際以上にエスカレートさせてしまったりということが少なくなると言われています。そして「力まず」というキーワードでリラックスすることを奨め、その方法を幾つか具体的にあげていました。
リラックスの方法として「自律訓練法」の初歩的なものが紹介されましたが、それについては以前僕もブログで参考本をご紹介したことがあります。でも、今日はその方法でリラックスするとその効果を蓄えることができるというのを初めて知りました。そして長く続けていると脳の前頭葉で退化が抑えられるということです(実は僕はかれこれン十年続けています)。
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