千里山ブラウズ

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千里山団地の生け垣伐採

2010-08-02 00:01:06 | 千里山花物語り

 千里山団地の建て替え工事の始まりに伴い、通行人に真夏の涼を提供してくれていた桜並木と生け垣の伐採(拡大)が行われています。50年余りを生き抜いてきた桜の古木は、その存在の大きさと喪失感を今更のように周辺住民に想わせていますが、その下に繁茂し続いていた生け垣の深緑も大事なものだったのだと感じております。
 阪急千里山マーケットからちさと図書館を通り、ポンプ場公園で折れ曲がって高塚に至る道路沿いの生け垣と桜の古木は既に全て切り倒されて、切り株が無惨に積み上げられ放置されているのを見ています。桜の幹などは引き取り保管して置いて、ベンチなどに活かすことは出来ないものでしょうか。ちなみに千里山駅から第一噴水への坂道レッチワース・ロードの両脇に、千里山まちづくり協議会の手により設置されたユーカリの木製ベンチは、吹田公園課から台風の風倒木を譲り受けて製作した経緯があります。千里山団地の桜の木を記念して、子供達の工作教室などベンチでなくても何か出来ないでしょうか。
 これから伐採される予定の生け垣の中に一本の竹が生えているのを前から知っていて、いつも美しく刈り揃えられる時期に生け垣と一緒に短く切られていました。その生け垣の中に生えたので生き残っていけた竹でした。それも近々切られる運命が来たということで、昨夜僕が根元から切り取らせて貰って来ました。わずかに残っていた笹枝を取り杖くらいの長さの物になりました。竹竿のように熱で炙って油を出させ美しい杖に仕上げたいと想っています。まだ杖など必要のない年齢ですが、その時まで記念にとっておこうと思います。