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秋空に酔芙蓉

2011-09-13 00:01:50 | 千里山花物語り

 大型台風12号の残した大きな爪痕が関西・紀伊半島地域を中心に今も報じられていますが、天気の方は台風一過ということで朝夕は一気に涼しくなってきました。日中はまだ30度前後とまだ夏の名残りを感じさせる陽射しがありますが、それも苦痛というよりはどちらかというと穏やかな気持ち良さです。
 その中で先日ご紹介した近くの小さな公園の片隅に咲いた酔芙蓉の花も、広げた枝葉の先に開く花の数が次第に多くなり、色を変えて行く一日花をこれから数日は楽しませて貰えそうです。この公園は阪急電車の千里山駅と南千里駅の間の沿線にあるので、千里山駅側の跨線橋を通過する時に車窓から見られます。そして線路側の東面に特に多くの花を付けているようなので、ほんの一瞬だとは想われますが千里線に乗られた方は暫し車窓ブラインドを上げて眺めて下さい。
 酔芙蓉は朝の開花時は白く、夏の名残りの陽射しを受けて日中にはピンク色に、そして夕刻には赤く染まっていく特徴のある花です。また夜には萎んで落下してしまう一日花として、美しくも儚いイメージで小説や歌の世界でも多く描かれています。
 このような爽やかな秋晴れが続けば、心配される紀伊半島の塞き止め湖の決壊の危険も一先ず遠のくと想われます。しかしまだ秋雨などの恐れも今後は考えられるので、早く抜本的な対策が講じられればと想います。自衛隊や消防などの献身的な支援で安全なところに避難して頂き、そして日常生活が一日でも早く取り戻せるよう願っています。

※ 昨年『酔芙蓉』という歌を作りました。石川さゆりさんが切々と歌う艶歌とは違い、僕の『酔芙蓉』の曲想はミディアムアップ・テンポな歌謡曲調でしょうか(自賛で恐縮ですがすごく佳い曲で、歌の上手い林あさ美さんや秋元順子さんに歌って貰えたらと夢見ています!)。