千里山ブラウズ

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津波の汚泥から甦ったピアノ

2011-09-14 00:01:19 | 作詞・作曲

 今昼の「情報ライブ ミヤネ屋」の被災地特集で、宮城県石巻市の楽器店で津波の汚泥にまみれていたグランドピアノを修復し、それを使って街の女性シャンソン・グループや女子高校生の合唱部と一緒に、人気歌手のクミコさんがミニ・コンサートを開いた様子を伝えていました。
 何度かこのブログでもご紹介していますが、クミコさんは石巻市でコンサートのリハーサル中に東日本大震災・津波に遭い、住民とともに裏山の採石場に避難し一晩を過ごしたという体験をされました。その後人の繋がりや絆を大切にすることを改めてテーマとして再び意欲的に歌い始めています。
 今回は82歳という高齢の楽器店主のピアノ再生への想いを知り、被災日からちょうど半年を経過した9月11日に、ボランティアや調律師の手で奇麗に修理されたピアノを使い、街の復興と再生をシンボリックに願う集いが約束通りに開催されたという分けです。
 鍵盤に入り込んだ砂は洗い流しても完全に無くならない中を、残された一週間で何とか元の音を取り戻すところまで修理が間に合いました。まだ27台のピアノが修理を待っていて、それを一台ずつ元に戻して行くことが街と人の心の再生に繋がる、ということを楽器店主はしみじみと述懐されていました。
 クミコさんの震災後にできた自作曲『きっとツナガル』という歌を聴き涙を流す聴衆も多く見られました。

東日本大震災・津波復興支援チャリティーソング にご協力お願いします!

 音 -Standing Day-
 コバタイサオ
 LIP-FLY