性能や時代の変化につれて何台か所有しているパソコンですが、デザインの仕事に使っているのは良く手に馴染んだソフトがインストールされた古い「Power Mac G4」初期型です。この機種はもう10年以上使っています。その時代にはMOというリムーバブル・ディスク(230MBなど)が活用され、特に印刷業界のデータのやり取りには標準の記憶装置でした。
最近ではCD-ROMからDVDそしてインターネットを介してデータを送受信するのが普通になり、まったくMOを使う機会は無くなっていました。しかし昔のデータを見る必要があり久しぶりに装置にディスクを挿し入れてみましたが、中でモーターが回っている微かな音がするばかりで一向にマウントされません。何回かディスクを取り替えたりして試すのですが変わりません。
結局、古い記憶を甦らせながら別のCD-ROMにも同じデータが残されているのを想い出し、その件(必要だったデータ)は解決しましたがMO自体は故障したとしか想えません。何年もの長い間全く使わないでいると、ハードにはやはり良く無い状況になるのだと改めて想いました。今もメインとして使っている「Power Mac G4」も(そして自分の身体も?)そうですが、時々はいろいろ動かしてやってメカの機嫌を取っておくのも大事なことなのかと想います。