写真共有SNSのフォト蔵からメールが届き、東日本大震災・津波支援の企画として、今は失われてしまった3月11日以前の地域や街の風景を、写真を互いに投稿することで取り戻そうという知らせでした。
案内メールには「‥‥震災で、写真という形の多くのキオクが失われました。一度なくした思い出も、みんなで力を合わせればきっと取り戻せる。その思いを可能にする場所が、『未来へのキオク』です。 あなたがお持ちの、震災で失われた美しい風景や、懐かしい景色、また、写真での思い出を投稿していただき、『未来へのキオク』プロジェクトのサイトで、それらの写真を表示し、公開するものです」とその主旨が述べられています。
実際には津波で崩れ流された家と一緒に、写真も泥だらけとなりデジカメのデータは読み込めない状態のものも多いと想われます。そういえば瓦礫の中から見つかったアルバムの写真の、泥を洗い流し修復する関西のボランティア・グループの人達もテレビで紹介されていました。長く住み慣れた故郷の懐かしい原風景を、互いに手元に残された写真を提供し合うことで、想い出や「キオク」の中だけでも留められたら大いに慰められることでしょう。
身近なところでは千里山団地の建て替えに伴う駅周辺再開発で、50年経った団地の雰囲気のある建物の解体と造成はもちろんのこと、千里山駅ホームを跨ぐバイパス道路のために伐採された桜並木など、住民の想い出に残っているが失われてしまった街風景も同じようなことが出来ればと想いました。
ちょうど千里山まちづくり協議会では来春を期して、以前2回ほど行った千里山「こだわり展」から発展させて、「千里山の今昔展」を開催する分科会を発足させました。先ずは今昔の写真を会員、住民、商栄会、吹田市、千2小、千3小、1中、URそして東京の千里山会などにもお願いしていければと想います。開催後にはそれを基にして「未来へのキオク」的なサイトを作っても良いのではないでしょうか。
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