随分以前になりましたがNHK大河ドラマ『平清盛』にいちゃもんを付けた兵庫県知事に、全国の大河ドラマ・ファンからクレームが殺到したというニュースは面白かったです。それほど大河ドラマの経済効果が地元では大きなものと期待されている証拠ですが、その時の『平清盛』の視聴率はかなり低かったということですので、どちらにしてもそれ程問題にならないのではないかと‥‥。僕は昨夜も『平清盛』を見ていましたが、現在はドラマに動きもあり盛り返してきているのではないでしょうか。
さて、阪急千里山駅ホームの掲示板ポスターにも『平清盛』に因む神戸・京都方面の関連パンフレット(配布終了)の告知や、割安チケットの企画やイベント情報が載っています。大河ドラマは例えば2年前の『龍馬伝』や昨年の『江(ごう)』でもそうでしたが、関西の交通機関はJR・私鉄ともに歴史的にも観光地に絡む作品が多くなると想われます。そういう部分では歴史の蓄積された地域というのは他に比べて大きな財産に恵まれています。
僕自身は『平清盛』は昨年の『江(ごう)』よりも面白く視ています。貴族の時代から武士の時代へ権力が移っていく中で、軍事力だけでなく神戸港を開き宋貿易による経済力に着目した主人公の時代を開くセンスに、経済オンチの現代の日本政治を嘆きつつとても興味を持っています。