NHK関西ローカル朝のニュースで今週、「旅立ちの時」というシリーズで若者の新たな出発を紹介しています。
水曜の今日はその3回目で、滋賀県長浜の街の活性化に打ち込む元女優が採り上げられていました。長浜は昨年度のNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』でも注目された戦国時代の中心舞台の一つですが、“戦国”をテーマに地域おこしを盛んに行っている市が新たに開く、“戦国ショップ”の店長に抜擢された津田志保さんです。大学時代のボランティアを通して歴史に興味を持ち、当時の着物や甲冑姿で観光客と接したり街案内などをされてきて、もっと踏み込んだ歴史や地域の営みを伝えることができないかと想っていたところ、女優の道から戦国ショップ「時人 TOKITO」の店長という歴史の街PRの担い手へ挑戦するチャンスが巡ってきました。
先日、大阪で有名な観光スポットだけではなく市井の歴史や生活の深部を巡ることで、街そのものに興味を持ってくれる大阪LOVERSを増やそうという地域密着ツアー・ビジネスをブログでもご紹介しましたが、今回の長浜の例も「歴女」という言葉が象徴するほどに高まる歴史ブームを追い風に、工夫と想いを重ねている人材の必要性を改めて感じさせる放送でした。