梅田のナビオ7F「丸福珈琲店」で春分の日の午後、作詞でコラボレーションして貰っている音楽仲間のせりえさんと初ミーティングをしました。
彼女とは一昨年の夏から参加している作詞・作曲セミナー(講師は作・編曲家で音楽プロデューサー、そしてベストセラー『作曲本』の著書である野口義修先生)で知り合いましたが、以前から作詞家を目指している彼女とコラボをしてみたいと想いつつなかなか踏み切れずにいたところ、共通の友人のKANATAさんとの関係から背中を押して貰うような形で始まりました。
記念すべき第1作は『赤いカクテル』という歌謡ポップスになりました。これは僕が「曲先」で作ったメロディーをギター伴奏で仮歌を吹き込み、その音源データを聴き取り曲の解釈をして貰いながら、歌詞を「ハメコミ」で乗せながら作り上げていくというプロセスになります。最近の楽曲づくりではこの「曲先」という進め方が一般的で、演歌などには一部まだ「詞先」が残されていると言われます。意外にも彼女は「ハメコミ」というものは初めての試みで慣れない作業のようでしたが、何とか出来上がってみるとやはり僕だけが作る今までのカラーとは違ったものが産まれてきました。
『赤いカクテル』は、先日芸術選奨文部科学大臣賞を受賞された由紀さおりさんが、欧米でジャズ・アルバム『1969』が部門ランキング第1位になりブレイクしたことで、昨年来より日本の“Kayokyoku”がスポットライトを浴びたことを受けて、上品でコケティッシュ感のある由紀さんのソフトで柔軟な歌唱をイメージし企画しました。周辺にデモテープを聴いて貰ったところ「70年代に出ていたらミリオンセラーになったのでは‥‥」という(ある意味ねらい通りの)言葉も返ってきています。
それはさておき初ミーティングは第1作の反省もそこそこに、次回作に向けて充実した意見交換ができました。今回も「曲先」で既に彼女に曲を聴いて貰っていますが、僕にとっても以前から想い入れの強いバラードなので、じっくりと歌詞のコンセプト作りから始めて貰えるということになりました。互いにその世界観を探りながら話し合っている内に自然に何かが見え始める感じが新鮮でした。仮のタイトル『Winter Selenade』そのままに、今冬までにじっくり時間を掛けて仕上がればと願っています。
作曲本~メロディーが歌になる~ | |
野口義修 | |
シンコーミュージック |
1969 | |
由紀さおり、ピンク・マルティーニ | |
EMIミュージックジャパン |
☆ 東日本大震災・津波復興支援チャリティーソング にご協力お願いします!
音 -Standing Day- | |
コバタイサオ | |
LIP-FLY |
☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。ぜひ一度ご試聴(YouTube)下さい!
デフレンジャーBJ | |
コバタイサオ : 歌詞 | |
LIP-FLY |